国際関係研究所主催セミナー「歴史でたどるアジアンヘイト」を明治大学教授、廣部泉先生をお迎えし開催します。

新型コロナ禍のなかで、米国におけるアジア系住民に対する暴力事件が注目を集めているが、アジア人に対する差別や憎悪はアメリカ史の中で100年以上にわたって繰り返されてきた現象でもある。この講演では、近著『黄禍論　百年の系譜』(講談社選書メチエ、2020年)をもとにアジアンヘイトの歴史をたどることで、アメリカ社会の中にある人種主義的思考の底流を明らかにし、今日の状況の背景をさぐっていく。

■講演者：廣部　泉（明治大学教授、国際関係史専攻）

1965年生まれ。東京大学教養学部教養学科アメリカ科卒業、ハーバード大学歴史学部で入江昭教授の指導のもとPh.D.取得。名古屋大学助教授、北海道大学助教授を経て、現在明治大学政治経済学部教授。日米関係史における「人種」という要素に一貫して注目してきた。主著にJapanese Pride, American Prejudice: Modifying the Exclusion Clause of the 1924 Immigration Act (Stanford UP, 2001), 『グルー　真の日本の友』(ミネルヴァ書房、2011年)、『人種戦争という寓話　黄禍論と人種主義』(名古屋大学出版会、2017年)。近著に『黄禍論　百年の系譜』(講談社選書メチエ、2020年)がある。

■司会︓安野　正士（上智大学国際教養学部教授、国際関係研究所所長）

■日時：2021年7月16日（金）19:00～20:30

■登録方法：ズームによるオンラインセミナーです。

登録頂いた方には、前日までにズームのアドレスをお送りします。

■要事前登録: https://eipro.jp/sophia/events/view/SIIR20210716

■締切︓7月15日（木）17:00まで

■対象：本学学生、教職員、一般の方

■チラシ（PDFファイル）は こちらから ダウンロードしていただけます。