担当教員
佐藤 卓己
ゼミの進め方
2年生のゼミではメディア史を中心に、ジャーナリズムやマス・コミュニケーションに関連する文献を読み、全員で議論をしています。「メディア論とは比較メディア史である」という視点に立っているので、書籍・雑誌・新聞・映画・ラジオ・テレビ・SNSなど広い領域を扱います。また、ゼミ生の関心に応じて歴史学、政治学、社会学、心理学など多様な研究アプローチの著作を選びます。2年生ゼミの目標は各自が「私の古典」を見つけることです。ゼミ生が自分の卒業論文に役立つだろうと考える「古典」についてゼミ論を提出します。
3年生のゼミでは卒論に向けて「私のテーマ」を決めるための発表を行います。先行研究の整理と文献リストをゼミ論として提出することになります。
4年生で提出する卒業論文は、メディアに関連していれば何を扱っても結構です。 20年後に 「どんな卒論を書いたの?」と問われたとき、相手が「なるほどね」と頷いてくれるような卒論であってほしいですね。つまり、どんなテーマでもいいのですが、執筆の先にある長い人生で役に立ったと、振り返ることができる「私の卒論」を期待しています。
ゼミの特徴・雰囲気
佐藤ゼミはとても開放的な雰囲気で、それぞれの興味関心に合わせて研究が行えるゼミです。各回1人を目安に読み込んだ文献の発表を行う中で、先生からの丁寧なフィードバックだけでなく他の学生との意見交換を通して分析を深めることができます。
また、2年次から卒論を見据えた準備ができることも特徴です。ゼミに入った当初は定まっていないテーマがゼミの回数を重ねるごとに絞られていき、2年次の終わりにはそのテーマに合った自分なりの「古典」に出会えます。メディア史というと硬く聞こえるかもしれませんが、メディア史的な研究というアプローチであれば自由度が高く、ゼミ生の研究テーマは様々です。その多様さから、議論では自分にはない視点を得ることができ、毎回多くの発見があります。先生はそれぞれのテーマに対して真摯に向き合い、一人一人に寄り添った指導をしてくださいます。
研究に対してはもちろん真面目に取り組みますが、佐藤ゼミは楽しいこと好きが集まっているゼミでもあります。夏合宿やクリスマス会を行うなど、常に全力で楽しんで仲を深めています。真面目かつ優しい学生が集まっており、ゼミの時間中も時間外も暖かい空気が流れているのが佐藤ゼミです。
※以上ゼミ生の声を集約いたしました。(ゼミ長 エステベス高嶋)