担当教員
水島 宏明
所属ゼミの特徴・雰囲気
水島ゼミは「ジャーナリストをやる」ゼミです。
水島ゼミでは、学生も「ジャーナリスト」。ドキュメンタリー制作が課題で、取材、撮影、編集まで、すべて学生が主体となって行います。社会問題は、テーマは子ども食堂、児童養護施設出身の若者たちの社会的自立、数少ない難病に生きる患者さん、ウクライナ侵攻で影響を受けた日本の学生たち、都会の光の影響がない星空の美しさを探すセルフドキュメンタリー、街で偶然出会った米国人ジャズ演奏家の仲間たちとセッションしながら音楽のチカラを問いかけるドキュメンタリーなど…多様な<社会の問題に迫る>ゼミです。それぞれが自主的にやりたいテーマを選びますが、私の場合は、「水俣病患者の今」に密着して、現代社会で公害を学ぶ理由を追いました。また、ドキュメンタリーを作るだけでなく、取材のルポルタージュも書くことで文章力も鍛えられます。
例年、国内外の映像コンクールに制作したドキュメンタリーを応募し、受賞する学生も多数います。そして、リアルな取材体験を重ねたゼミ生たちは、ほとんどが希望するテレビ・新聞・広告・映画・出版・エンタメなど様々なメディア企業に就職していきます。
長期休みには合宿を行い、広島や沖縄、東北を訪れ、グループで短期取材をします。オンラインのサブゼミや合宿もあり、第一線で活躍するジャーナリストの話を直接聞ける機会も多くあります!
少人数のゼミなので、先生との距離が近く、ゼミ生同士も仲が深まるのが特徴です。取材の忙しさを感じる分、自分の目で見て、耳で聞いて、肌で感じたことは、大きな糧となるかもしれません。実践形式でメディアを学ぶことに興味がある方、水島ゼミでお待ちしています。
(執筆:3年・倉持陽菜子=2022年)
水島ゼミ写真集はこちら(注意:202MB)
ゼミの進め方
実際に取材現場に行って“ジャーナリズム”を実践します。
新聞学科で数少ない実践型のゼミです。
世の中を“取材”して「ドキュメンタリー」の作品にして伝えます。
「ドキュメンタリー」というのは、「映像作品」が主ですが、「文章作品」もやります。
テレビに関心ある人、新聞・出版に関心ある人のため「両方」やります!
いろいろな「現場」に身を置いて「取材」します。現場を目撃・観察して記録。 話を聞いて背景を探って調査・勉強を進めます。社会活動を自らボランティアで手伝いながら、大手メディアが取材しきれない「事実のヒダ」をつかみ取ります。
取材現場では学生が、現場ではNHKや朝日新聞などとも競合します。
「プロに負けない!プロと同じ土俵で!!」というのが指導方針です。
夏合宿は1週間「ニュースな」現場に身を置いて「取材」します。大阪・西成、広島、沖縄などに行っているほか、不定期な合宿もあります。
積極的に外部のコンクールに応募していて、映像ドキュメンタリーや文章ドキュメンタリーが様々なコンクールで受賞を果たしています。
地方の時代映像祭(大阪)、TVF(東京ビデオフェスティバル)、赤十字国際委員会ヤング・リポーター・コンペティション大賞、丹波篠山映像祭準大賞、アジア国際青少年映画祭優秀賞、みんなの人権・映像フェスティバル大賞、ヒューマンドキュメンタリー映画際<阿倍野>大賞など。
2021年度は12作品(のべ21人のゼミ生の作品)が外部コンクールで正式ノミネートされたり、入賞したりしています。全国の大学でもトップクラスの実績です。
アジア国際青少年映画祭優秀賞作品「Balck women’s HAIR matter ”彼女たちの挑戦”」(2020年度水島ゼミ3年・瀬田萌々子が制作)の視聴はこちらBlack women’s HAIR matter ”彼女たちの挑戦”
みんなの人権・映像フェスティバル大賞作品「四本指のピースサイン」(2021年度水島ゼミ2年生3人が制作)の視聴はこちら四本指のピースサイン
みんなの人権・映像フェスティバル優秀賞作品「埼玉クルド」(2021年度水島ゼミ3年生・菅野吏紗が制作)の視聴はこちら埼玉クルド
「水島ゼミ取材班」で、書籍も出版しました。
「想像力欠如社会」弘文堂(水島宏明・編著、水島ゼミ取材班・著)
http://www.koubundou.co.jp/book/b355471.html