去る2018年1月20日(土)、上智大学2号館508教室において哈爾濱(ハルビン)学院顕彰基金シンポジウムをおこないました。今年のシンポジウムのテーマは「ハルビン学院100周年に向けて」と題し、2020年に100周年を迎えるハルビン学院そのものにスポットを当てました。
最初に元ロシアNIS貿易会ロシアNIS経済研究所次長の芳地孝之(ほうち・たかゆき)さんが登壇され、「ハルビン学院の25年」という講演を、また、2人目には拓殖大学教授のワシーリー・モロジャコフ先生が登壇され、「日本の満州政策と日露関係」という講演をしてくださいました。
2人の講演に続く質疑応答では、本学ロシア語学科教授の安達祐子先生も司会に加わり、活発な議論がなされました。
残念ながらハルビン学院に在籍またはハルビン学院を卒業された方の参加は叶いませんでしたが、ハルビン学院関係者のご家族・ご遺族の方も多く会場にいらっしゃいました。ハルビン学院の卒業生が、戦後も外務省や各商社などで大活躍されたことなどを改めて話に伺い、今後の日露関係のみならず、日本とロシアを含めた北東アジアの平和について大いに考えさせられる機会となりました。
(上智大学と哈爾濱学院との関係についてはこちらもご覧ください。)