2022年度哈爾濱学院顕彰奨学金受給者が決定しました

 2022年度哈爾濱学院顕彰奨学金の受給者が、大越春花さん(博士前期課程言語科学研究科言語学専攻2年)、石井隆也さん(外国語学部ロシア語学科4年)、木崎有真さん(同3年)の三名に決定しました。

 去る10月11日に授賞式が行われました。

2022年度受賞者

 以下に受給者三名からの声(受給者レポート)をお届けします。


大越 春花(博士前期課程 言語科学研究科言語学専攻 2年)

 この度は哈爾濱学院顕彰奨学金に採用していただき、誠にありがとうございます。哈爾濱学院の関係者の皆様、ロシア語学科の先生方に心より感謝申し上げます。

 思いがけず奨学金受給の連絡を受けたとき、1, 2年次の基礎ロシア語、3年次のウラジオストクへの交換留学、4年次の卒業論文など、ロシア語漬けだった学部時代の日々が思い出されました。ロシア語学科の先生方の手厚く熱心なご指導によって自然とロシア語の面白さに惹かれ、学部卒業後も言語の研究を続けたいと思うようになり、大学院に進学しました。私は現在、大学院言語科学研究科でロシア語と日本語を主な分析対象として統辞論の研究をしております。

 伝統ある哈爾濱学院顕彰奨学金に採用していただいたことを大変光栄に感じると同時に、身の引き締まる思いです。いただいた奨学金は研究に必要な書籍等の購入に活用させていただき、より一層精進してまいります。この度は、誠にありがとうございました。


石井 隆也(外国語学部 ロシア語学科4年)

 この度は2022年度哈爾濱学院顕彰奨学金を授与していただき、誠にありがとうございます。奨学金授与決定の通知を頂いた際には、まさか自分が選ばれるとは考えたこともなかったため驚きを隠せませんでした。今回、奨学金の授与を通して、哈爾濱学院の歴史や日本のロシア語習得に関する大変貴重な知識を得ることができました。

 私はロシア語学科の先生方のご指導のおかげで、4年間という限られた期間で未修の外国語をゼロから一定の水準まで上達させるというとても貴重な経験を得ることができました。さらに、ロシア語以外にも、学科での学習を通じて、今後の人生において必要となる様々なスキルを身に着けることもできました。

 来春から社会人としての新たな生活が始まりますが、今後もロシア語の学習を継続し、ゼミでの研究やその他学科での活動において培った、分析力や能力などを業務において活かして、社会に貢献していきたいと考えております。そして、伝統ある哈爾濱学院の歴史を後世に語り継げるよう、今回の奨学金授与を活かし、今後もますますロシア語の勉強に励みたいと思います。

 最後になりますが、哈爾濱学院顕彰基金関係者の方々、私を今回の奨学金の受給者として推薦してくださったロシア語学科の先生方、上智大学の職員の方々に重ね重ね御礼申し上げます。


木崎 有真(外国語学部 ロシア語学科3年)

 この度は哈爾濱学院顕彰奨学金に採用していただき、誠にありがとうございます。

 私たちの学年は、新型コロナウイルスの流行により、入学以降1年以上大学に通えない日々が続きました。リモート授業により人との関わりが減る中で、私が逆説的に理解したことは「繋がり」の大切さです。同じキャンパスで、先生方や仲間たちと一所に集まり授業を受けられるということは当たり前ではないのだと痛感しました。

 さて、「繋がり」という言葉に関連して思い起こされるのは、「日本とロシアの”架け橋”となるに相応しい幅広い知識と確かな語学力を習得する」という学科目標です。現在の日本とロシアを取り巻く状況は、決して芳しいものとは言えません。であるからこそ、日本とロシアの架け橋になるために学びを深める必要があるのではないかと私は考えております。哈爾濱学院顕彰奨学金という素晴らしい奨学金に恥じないよう、日本とロシアの架け橋になれるようますます研鑽に努めたいと思います。

 最後になりましたが、ロシア語学科の先生方、哈爾濱学院同窓会の皆様に改めて厚くお礼申し上げます。