2021年度哈爾濱学院顕彰奨学金受給者が決定しました

 2021年度哈爾濱学院顕彰奨学金の受給者が、丸山あ咲さん(博士前期課程グローバル・スタディーズ研究科国際関係論専攻2年)、市原冴子さん(外国語学部ロシア語学科4年)、藤井日向子さん(同3年)の三名に決定しました。

 以下に受給者三名からの声(受給者レポート)をお届けします。


丸山 あ咲
(博士前期課程 グローバル・スタディーズ研究科 国際関係論専攻2年)

 

 この度は哈爾濱学院顕彰奨学金に採用していただきまして、誠に感謝しております。

 哈爾濱学院ではロシア語学科創設を担われた名誉教授の染谷茂先生が教鞭をとられていました。奨学金受給の連絡を受けて、学部時代にロシア語学科の先生方が熱心に指導してくださったことや、交換留学に送り出してくださったことが改めて思い起こされました。私はロシア語学科卒業後、大学院国際関係論専攻でロシアの宗教政策について研究を行っております。大学院でも引き続きロシアについて研究を志したのは、哈爾濱学院と人的つながりがある上智大学ロシア語学科での素晴らしい経験 の中でロシアへの興味関心が大いに刺激されたからです。

 哈爾濱学院顕彰奨学金という素晴らしい奨学金に対して自分は能力不足ではないかと不安も感じる面もあります。しかし、コロナ禍もあり研究活動とアルバイトの両立に苦慮しておりましたため、奨学金受給は思いがけず嬉しいお知らせでした。頂いた奨学金は書籍購入費等に充てて、研究活動により一層邁進して参りたいと思います。

 最後になりましたが、推薦してくださったロシア語学科の先生方、哈爾濱学院同窓会の皆様、大学関係者の皆様に、厚くお礼申し上げます。


市原 冴子(外国語学部 ロシア語学科4年)

 

 この度は2021年度哈爾濱学院顕彰奨学金の受給者として選出して頂き、誠にありがとうございます。大変感謝しております。大学入学を機に学び始めたロシアについて、貴重な学びの場、機会を提供してくださった先生方に感謝申し上げます。哈爾濱学院顕彰奨学金の受給者として恥ずかしくないよう、学科目標の「日本とロシアの”架け橋”となるに相応しい幅広い知識と確かな語学力」を更に習得していきたいと思っております。

 コロナ禍で制約の多い日々ではありますが、勉学に励み、充実した大学生活を過ごしてまいりたいと思います。また、卒業後もロシア語を学び続け、微力ながら日本とロシアの架け橋に貢献出来るよう一層精進して参りたいと思います。 この度頂いた奨学金は今後もロシア語を学び続けるために活用させていただきたく思っております。この度は誠にありがとうございました。


藤井 日向子(外国語学部 ロシア語学科3年)

 

 この度は、伝統ある哈爾濱学院顕彰奨学金に採用して頂き、誠にありがとうございます。大変光栄に思います。

 私は今年度、秋学期よりサンクトペテルブルグ国立大学への交換留学の機会を頂き、ついにロシアという地に足を踏み入れることを楽しみにしていました。しかし、パンデミックにより渡航中止を告げられ、計画を考え直さなければならなくなりました。ロシアに行けなくなってしまったことは残念ですが、ロシアへの情熱は募るばかりです。

 大学入学当初は、「地獄のロシア」というフレーズに怯え、必死に勉強していました。しかし、先生方の熱意ある指導や、ともに学ぶロシア語学科の仲間達のおかげで、今では美しいロシア語とロシア・ユーラシア地域の文化や歴史の虜となり、多くの人にその魅力を伝えたいと考えています。

 ロシア語を学び始め、2年と数ヶ月が経ちました。言語を習得する道のりはとても厳しいものですが、言語を通して得る学びは、重ねてきた努力以上の価値を持っていると日々実感しています。これからも研鑽し、ロシア語を用いて自身の専門分野への理解を深めていこうと思います。