こんにちは。2016年度ロシア語劇ТЕАТРАЛ座長の加藤です。先日5日のロシア語劇ゲネプロ公演、11日の外国語学部語劇祭へお越しいただいた皆様に、心より感謝申し上げます。
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カーテンコール
ロシア語劇の本番公演には150名以上のお客様が来場されました。こちらの予想をはるかに超えるお客様がいらっしゃり、私自身動揺してしまいました。
以前より上智大学では外国語学部の各学科ごとに有志で集まり、自分の学ぶ言語で演劇を演じていました。2007年に村田真一教授監修のもと、ロシア語劇ТЕАТРАЛが設立され、本格的な組織として、年に一度、劇を公演するようになりました。
今年はロシア語劇ТЕАТРАЛ設立・初演から10年目の節目となり、私含め団員全員が例年以上に気合を入れ、より良い劇を演じるべく、練習に励みました。
今年は『ついてない一日』、『吹雪』の二本立て。タイプの違う劇を演出するにあたり、苦労もしましたが、非常に面白い体験をさせてもらったと思います。 しかし、私以上に努力したのは役者一人ひとりでしょう。私が考えた戯曲の世界、人物の纏う空気を理解し、考え苦しみながらも、演じてくれました。また演技だけでなく、ロシア語の発音・イントネーションのトレーニングも怠らずに行っていました。この点ではネイティヴの先生方のご指導、ご支援無くして語れません。
何よりも嬉しかったのは、団員全員が演じることを楽しんでいたことです。様々な理由でこの団体に入ったメンバーですが、最終的に本質である「演劇」を好きになり、また演じることに喜びを感じてくれたことが、今年の劇の結果に繋がったと思っています。
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公演終了後の記念撮影
去年のブログでも同じようなことを書きましたが、この一年、劇を通じて芸術家になった気分を再び味わえました。いい味でした。 私は今年度で卒業のため、来年度は新たな座長が、ロシア語劇ТЕАТРАЛという船を新たな冒険へ導くことでしょう。どんな「色」を見せてくれるのか、非常に楽しみです。 来年は舞台ではなく、観客席で皆様とお会いできればと思います。
繰り返しになりますが、ゲネプロ・本番公演にお越しいただいた皆様、誠にありがとうございました。今後ともロシア語劇ТЕАТРАЛをよろしくお願いいたします。
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座長のあいさつ