こんにちは。今年度ロシア語劇団Театралの座長をしています、加藤です。
しばらく更新が遅れていましたが、我々ロシア語劇は来るべき本番に向け練習に励んでいます。
今年度の演目 N.エルドマン作 『委任状』は90年前の1925年に発表されました。作風は現代でも色褪せないもので非常に面白い作品です。時代背景は1920年代のソ連がネップ期の頃です。登場人物達は皆、革命による変化についていけない人々。彼らの言葉にはロシアの革命前後の社会に対しての批判が散りばめられています。演技ももちろん見ていただきたいですが、彼らの話す言葉に耳を傾け、作品の社会への風刺性を聞き取っていただければ幸いです。
このような素晴らしい作品を演じるにあたり、作品の面白み、評価を下げないようにするのが劇団としてそして演出の僕自身のプレッシャーでもあります。その為に演技の練習はもちろん、作品研究や発音イントネーションの練習も何度も行ってきました。本番でその努力が実るよう残りの練習もしっかり行っていきます!
12月5日のゲネプロ公演(13:15開場、13:25開演、予定より5分早く開演することにいたしました)、12月6日の本番公演(17:15開場、17:30開演)の2日間、皆様をお待ちしております。ぜひぜひぜひ!