こんにちは。ロシア語劇Театрал今年度座長の加藤です。
いよいよ2016年度のロシア語劇本番まで1週間となりました。(本番は12月11日18:00より、上智大学10号館講堂にて行います。)今回は練習の様子をお伝えします。
『ついてない一日』を演じるグループは、いかに滑稽に演じ、ゾーシチェンコが描いた世界観を表現するのか、『吹雪』を演じるグループは、詩のリズムとその難解な内容をどのように発信するのかに腐心しています。
各グループは、1, 2, 3年生で構成されています。ロシア語を始めて1年未満の1年生、今年加入したメンバー、そして去年からのメンバーが共に「演劇」という大きな壁にぶつかりながら、日々成長しています。
また、4, 5年生は字幕の作成や道具の買い出し、作成など後輩たちを支えます。
去年に引き続き、今年も私が演出を務めています。『ついてない一日』では現実的な戯曲の内容に、幻想的な演出を入れ、不思議な世界観を生み出そうとしています。『吹雪』では「老い」と「若さ」、「聖」と「俗」の境界線を描き、光や音でツヴェターエワの世界を表します。この点に注目していただけると、より今年度の公演を楽しんでいただけると思います。