本番で怒涛の座長毎日更新(4)

 本日は朝から裏方作業!と息巻いた日でしたが、上智大学の推薦入試と重なり、部室が開けられず多くの団員にご迷惑をお掛けしました。1つの団体を取りまとめる責任を少し軽視していたように感じ、反省しています。

練習中の風景

練習中の風景

 今日は団員で東京外国語大学の語劇祭・ロシア語劇の鑑賞に行きました。外大の語劇はゴーゴリの『結婚』でした。僕はゴーゴリの作品の中で『検察官』が大好きで、ロシア語のスピーチの際は「みなさまの中に偽物の検察官が交じっているようで…」という台詞をよく引用しています。その他は、『外套』『鼻』『狂人日記』などが有名でしょうか。彼はウクライナ生まれ、ペテルブルグで活躍した作家です。我々が扱う「銀の時代」の作家の一世代前の作家です。

 さて、劇の感想ですが、あっぱれ。この一言につきます。今まで何度も外大の語劇祭には足を運んでいますが、一本取られたと強く感じたのは初めてです。これからの自分の演劇観に影響を与える素晴らしい作品でした。特にジェバーキンの演技の自然さには目を見張るものがありました。今日観に行った団員にも素晴らしい刺激になったと思います。上智の語劇祭はマイナー作品を扱い、いわゆる名作を扱わない、というのがポリシーとしてありますが、それでも観客を魅了できるように、残り2週間精進していきたいと思います。

 本日の、演劇用語解説はゴーゴリの簡単な説明で代えさせていただきます。次回にご期待ください。では、またブログでお会いいたしましょう。

Hideki.M