語劇祭のお知らせ 12月18日(土)

上智大学でドイツ語学科語劇祭を開催します!今年は、Zoomよりライブ配信いたします。是非ご参加ください。

ストーリ:金持ちの男に1人の娘がいた。妻は病気で、神さまをうやまう気持ちを忘れないよう言い伝え、この世を去ってしまった。やがて男は別の女と結婚し、その女は2人の娘を連れてやってくる。女と2人の連れ子は、男の娘にぼろぼろの服を着せ、家の仕事を全部まかせ、ひどく扱った。夜はかまどの隣の灰の中に寝かせ、彼女たちはその娘を「灰かぶり」とよんだ。ある日、父親が出かけるとき、娘たちにおみやげは何がいいかとたずねる。2人のまま姉はきれいな服と真珠と宝石をお願いしたが、娘は「お父様の帽子に最初にあたった小枝」をお願いした。父は言われたとおり、ハシバミの小枝を娘に与えた。娘はその小枝を母のお墓の前に植え、たくさん泣いた。その涙が枝を育て、やがて1本のハシバミの木になった。娘はその木の前で1日に3回、神さまにお祈りをした。娘がお願いごとをすると、1羽の小鳥が現れ、娘の望むものを投げ落とすようになるのだった。

ある日、王子の花嫁を探すため、王さまが3日間の舞踏会を開き、国中の娘を招待することになる。2人のまま姉はうかれて、娘に自分たちの身支度をするよう言った。娘は舞踏会にとても行きたかったので、泣いてしまった。まま母に自分も行かせてもらえるよう頼んだが、まま母はそれを許さず、「暖炉のなかにばらまいた豆を時間内に全部戻す」という、できるはずのない課題を与えた。これに対して娘は、実の母のお墓前にある木のそばで、手伝いを求めた。

3日目も同じように、小鳥は娘に最高に美しいドレスと純金でできた美しい靴を与えた。娘は舞踏会へ行き、王子は娘と最後まで踊った。娘は今までのように逃げ帰ろうとしたが、階段で靴を片方ひっかけてしまった。王子が、階段にタールを塗るという仕掛けを用意していたのである。王子はその小さな金の靴を持って娘の家に行き、その靴の持ち主と結婚すると家族に告げた。最後に娘が靴を履くと、それはぴったりはまった。王子は娘の顔を見て、間違いなくあの舞踏会で踊った娘だと確信し、怒りくるうまま母とまま娘たちをよそに、お城に連れていった。王子と娘は結婚式を挙げることになった。2人のまま姉は幸せをもらおうと、王子と娘の両脇に寄り添う。すると鳩が2羽現れ、まま姉たちの目玉をつつき取り出してしまった。こうして、2人のまま姉は一生目が見えないまま暮らすこととなった。(https://grimmdowaclub.net/khm021/

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