海星高校の「ソフィア英語教室」参加報告記

こんにちは。英語学科の飯島です。7月2日(土)に、三重県四日市市海星高校で行われた「第11回 ソフィア英語教室」に参加させて頂きました。英語教室は、夏季休暇中に行われる2週間のオーストラリア研修の事前準備の一環で、今回は留学予定の10名の学生さん(高校1~3年生)が英語でのスピーチを披露してくれました。

研修先の高校生向けに行うスピーチということで、オーストリアの学生さんの興味を引くよう工夫されたトピックでした。先住民から見たUlulu(一般的にエアーズ ロックとして知られる)の聖地性、オーストラリアの自然界・動物界における知恵と人間社会への適用の可能性、文化交流・言語習得手段としての非言語コミュニケーションや絵文字、日本文学としての漫画など、とても良く研究された内容で、私もたくさんの刺激を受けました:)

自分が興味を持った分野から相手の国について調べる(事前調査)というのは、地域研究の基本だと思います。そして、実際に行ってみて、調べたことを自分の目で確かめるという作業(フィールド・ワーク)は、その地域をより深く知り、理解する重要なプロセスです。事前調査とフィールド・ワークの成果にギャップがあること、それも大きな学びのステップで、実はそのようなショックな体験が今後の自分にとって重要な意味を持つこともしばしばあります。オーストラリアでは、どのような発見、またはショックな経験が待っているのでしょうか。実りある研修になることをお祈りしています。

IMG_1277