新着情報

  • 英語学科生による卒業論文発表会

    2017/01/24
    1月21日、北米、アジアを専門分野とする4つのゼミ(小塩、石井、出口、飯島ゼミ)による卒論発表会が行われました。本学科では、卒論執筆は必修ではありません。しかし、自主的に執筆を選んだ学生は、2年(留学を含めると3年の場合もあり)ほどかけて、自分で見つけたテーマに関する研究論文(英語、1万単語以上)を書きあげます。発表会では、昨年12月初旬に無事卒論を提出した13名の学生が、その成果を披露しました。 今回の発表では、環境、女性、移民・エスニック集団、教育、家族、マテリアル・カルチャーなど多岐にわたるテーマが取り上げられました。また、lowriders, greenwashing, 米国における従軍慰安婦像など、本格的な研究が行われていないユニークなテーマも見受けられました。特徴的だったのは、既存研究の枠組みや縛りから解放されたアプローチや視点が多くの発表で提示されたことです(下記、発表タイトル一覧を参照)。 発表を聞いている間、好井裕明著『違和感から始まる社会学』(光文社新書、2014)の冒頭のくだりを思い出しました。 「私は学部生の卒業論文を読むのが好きだ。彼らは、就職活動で多大な時間とエネルギーをとられながらも、自らの問題関心をもとに読んだり、調査したり、フィールドワークをしたり、聞き取りをしたりして、独自の成果を作り出す。  学問的水準などという厳しいことを言いだしたら、いろいろと批判できるが、粗削りな問題関心のもとで、いま自分ができる営みをがんばり、一つの“作品”としてまとめあげる。そのエネルギーと問題関心、彼の思索の軌跡が卒業論文のなかで嬉々として躍動しているのを見るのがこのうえもなく楽しいのだ。(8頁)」  実は、「作品」を作り上げるにあたり、執筆学生は、教員やゼミ生とともに、繰り返し議論を行い、原稿を読み合い、研究内容に磨きをかけていきます。その過程で、次第に教員対学生という関係は薄れ、研究者同士の繋がりが構築され、アカデミック・コミュニティが形成されていきます。そこでは、執筆学生たちの「躍動」が共有され、後輩たちの作品へと受け継がれていくのです。さて、来年はどのような作品が出来上がるのでしょうか。今から楽しみです。 発表者の皆さん、お疲れさま。そして、ありがとう。 ~発表タイトル一覧~History栗岡秀治 “The Positive Effects of Railroads and their Relations with National Parks in the United States: Through Alfred Runte’s Studies” 後藤優希 “Exploring Asian American Coalition and Division since the 1960s” 中戸川愛美 “The Experience of Japanese Americans in the Internment Camps during World War II: Its History and Contemporary Interpretations in the U.S. Society” Social Issues佐々木彩花 “Transnational Comfort Women Issues in the United States: From the Perspectives of Korean Americans and Other Asian Americans” 中村祐太 “Greenwashing in the Automobile Industry: A Website Analysis on General Motors and Toyota” Culture古賀梨花子“Exploring the Images of Black Female Body” 神原桃子“Africa in The Lion King: Whether African Aspects Were Considered Positive or <続きを読む>
  • Hillary Clinton’s Personal Journey and Writing Professionally: A Discussion with Author Cynthia Levinson (12/16)

    2016/11/30
    On Friday December 16th, The English Studies Department and the Angles Journal Editors are pleased to host this event featuring book author Cynthia Levinson to discuss the personal journey of Hillary Rodham  Clinton and also share her own experiences as a professional writer/author.  Cynthia Levinson is an author of books for young readers, age six to fifteen. Two of her books have won multiple national awards, and one has been translated into Japanese (“Watch Out for Flying Kids,” released in November 2016). Her books are about social justice (civil rights) and American politics. Her most recent is a biography of Hillary Rodham Clinton which was released in 2016. Please join <続きを読む>
  • 英語学科主催講演会 “Brexit: Why and What Now?”のお知らせ (12/02)

    2016/11/24
    英語学科では、12月2日(金)に以下の講演会を行います。参加無料、申し込み不要ですので、ご興味のある方は是非ご参加ください。 講演会:”Brexit Why and What Now?”講演者:ジャスティン・フィッシャー教授(英国:ブルネル大学) 日時:2016年12月2日(金)17:00 – 18:30 会場:上智大学四谷キャンパス12号館2階 201教室 言語:英語(通訳なし) 主催:上智大学 外国語学部英語学科、ヨーロッパ研究所問い合わせ: ヨーロッパ研究所  i-europe*sophia.ac.jp (*を@に変えてください)<続きを読む>
  • Angles First Issue Launch Event: June 24th

    2016/06/29
    On Friday June 24th the Department of English Studies sponsored a launch event for the first issue of Angles, the new department journal of student writing.  The evening was hosted entirely by the student editors Yuina Nakagawa, Emi Saito, Ryohei Mizoguchi, and Ayaka Yamaguchi, who explained the process of working with the writers, putting the journal together, and introduced the featured readers.     The editors were followed by the writers who read from their work and then answered lively questions from the audience.  The five featured readers were: Risako Itokawa, Eri Kanda, Daigo Sugiyama, Hanna Takeuchi, and Mami Yuguchi.    To close out the evening, Eri Kanda, a writer and <続きを読む>
  • Angles: A Student Journal of New Writing (Issue 1)

    2016/05/13
    The Department of English Studies is excited to announce the first issue of Angles, a student journal of new writing, published in March of 2016. For close to a year, a dedicated group of student editors worked to gather material, consult with writers, and design and layout the journal for printing.  The first issue contains nineteen pieces that span a variety of writing genres, including personal essays, senior thesis excerpts, as well as fiction and poetry. Angles endeavors to be a place where ideas can be explored openly, an outlet equal in spirit to the diverse range of interests and perspectives present among the students of the Department of English <続きを読む>
  • 英語学科の学生、グローバル化する上智大学のビデオに出演

    2015/09/10
    Bringing the World TogetherThe Challenge of Sophia University 英語学科4年生の手島慎吾さんがグローバル化する上智大学の英語によるプロモーションビデオに出演しています!手島さんは協定校であるLoyola Marymount University(ロサンゼルス、アメリカ)で1年交換留学をし、英語だけでなくスペイン語も流暢になって戻ってきました。(文筆:出口) http://www.jibtv.com/programs/bringing_the_world_together/        <続きを読む>
  • 英語学科学生、マツダMake Things Better Awardを受賞

    2015/06/23
    英語学科4年の川村優嘉さんは、2015年のマツダ株式会社のMake Things Better Awardを受賞。世界の子供たちにオンライン・チューター制度を提供したい、という川村さんの願いを実現するためにマツダから100万円の予算をもらい、1年かけて夢を実現します。5月にバルセロナで授賞式がありました。川村さん、おめでとうございます!We are all so proud of you! (文責:出口) 授賞式の様子https://www.youtube.com/watch?v=YOlWOSrkN8A&t=1m34s 受賞ビデオhttps://www.youtube.com/watch?v=i-cEOLVKI9Q    <続きを読む>
  • Kakehashi-トモダチ・イノウエ・スカラーズ、英語学科の学生が活躍

    2015/04/02
    外務省による北米地域との青少年交流事業KAKEHASHI Project–The Bridge for Tomorrow – の一環として行われているTOMODACHI Inouye Scholars Programに上智生23人が参加し、2015年3月4日(水)~3月14日(土)の間、ワシントンDCとロサンゼルスに滞在した。 目的は日米交流と日本の魅力をアメリカに人々に伝えるプレゼンを行うことで、ワシントンDCでは、プレゼンテーション準備にあたる他、文化関連施設の訪問や、米国平和研究所や大使館でのレセプションに参加した。ロサンゼルスでは、本学のホスト校であるロヨラ・メリーマウント大学(LMU)や地元の高校を訪れ、学生たちはプレゼンテーションを披露し、LMUの学生との交流が図られた。Japanese American National Museumなど文化関連施設を訪問し、日本総領事館でのレセプションにも参加した。 英語学科の学生13人も英語力やプレゼン力を活かし、学科で学んだスキルを発揮することができ、引率した教員(出口)と木村正美さん(ポスドク)も大満足でした。みなさま、お疲れ様でした! You all did a fantastic job!          (教員:出口) 英語学科の学生   上智23名+出口+木村さん(ポスドク)<続きを読む>
  • 外国語学部英語学科2年の湯口真実さんと竹内はんなさんが通訳コンテストで優勝

    2015/04/02
    1月10日、明海大学(千葉県浦安市)で行われた2014年度明海大学通訳コンテストにおいて、外国語学部英語学科2年の湯口真実さんと、竹内はんなさんが優勝しました。 コンテストは、2人1組のチームで競われ、5大学(大阪大学、神田外国語大学、上智大学、名古屋外国語大学、明海大学)7チームが出場しました。 第1ラウンドでは事前課題として与えられた「CNN:ビデオで見る世界のニュースVol.15」を題材に出題され、英語から日本語、日本語から英語への逐語通訳で、デリバリー・パフォーマンスと正確さを競いました。決勝ラウンドには、大阪大学、神田外国語大学と本学の3チームが進み、政治、経済、外交、文化など、さまざまなテーマのニュースの逐語通訳で優勝を競いました。 2人は今年度、通訳入門Cの授業(高橋絹子講師)を履修し、共に通訳技術の向上に努めてきました。 上智大学ホームページリンク: http://www.sophia.ac.jp/jpn/info/campusinfo/2014/1/campusinfo_561/20150123?kind=0  <続きを読む>
  • 英語学科生、Wellesley Collegeの学生とちゃんこ鍋交流

    2015/04/01
    2015年1月22日、米国マサチュセッツ州のWellesley Collegeから学生9名と引率教員のJim Kodera先生と、英語学科の学生4名、英語学科の出口先生、石井先生が交流した。午後は、寒い雨の中、靖国神社の遊就館を訪れ、Kodera先生から日本の戦争の歴史や宗教について教わり、普段学べないような貴重なお話をたくさん窺えた。その後、両国へ移動し、大相撲(1月場所)を観た後、ちゃんこ鍋を食べながら交流を深めた。Wellesley Collegeは出口先生の母校にあたり、Kodera先生は授業を履修したことのある恩師である。このような形での交流が持てた上に、英語学科の学生も積極的に参加してくれ、大変うれしい一日となった。(文責:出口) ちゃんこ鍋のレストランで記念写真  <続きを読む>