留学体験記: サンフランシスコは人種のるつぼ

こんにちは!英語学科4年の岩田百合香です。私は2017年8月から2018年5月まで約9ヶ月間アメリカのサンフランシスコ大学に留学していました。

私自身留学に行きたいという想いは中学生ぐらいの頃からあったものの、所属していたダンスサークルとの兼ね合いで留学する時期に非常に迷いました。しかし、アメリカへの強いこだわりと引退する時期を出来るだけ伸ばしたいと思い、2年秋でも3年春でもなくこの時期での留学を決断しました。私がアメリカ、中でも特にサンフランシスコにこだわった理由はまさに“人種のるつぼ”の地域だからです。サンフランシスコ大学の留学生は大半を占めるアジア人から南米人やヨーロッパ人まで幅広い人種の人々がいる為、色々な国や地域の文化を学ぶことが出来ます。でも、こう言うと日本人が多いのでは?と思う人もいると思います。しかし!サンフランシスコ大学には本当に日本人が皆無と言っていいほどいません(笑)なので、日本人のいない場で自力で多くの人々と関わりたい人には本当にオススメの場所だと思います。

実際にサンフランシスコ大学で私は主にビジネスを学んでいました。将来簿記を取りたいという思いから数字が苦手ながらも会計の授業を取ったり、実際に市場調査を行うことのできるマーケティングの授業を取ったりしました。そして、アメリカの大学で学ぶ上で1番特徴的だなと感じたのはとにかくグループワークが多いことです。プレゼンテーションやレポートなどをグループで行う為、休日みんなで図書館に集まって勉強してそのままご飯を食べに行ったりとグループの人とも非常に仲良くなることが出来ました。初めは非ネイティブとしてグループ内で発言することに少し抵抗がありましたが、決して人のことを人種や能力などでジャッジすることない人達の温かさに触れる内に自分からどんどん意見が言えるようになっていました。きっとたくさんの国や地域の人との関わりが多いサンフランシスコで育ったからこそ、そこの学生は他者の価値観を心から尊重することのできるのかもしれないと感じました。

課外活動としては、主に2つメインで行っていたことがありました。1つ目はダンスです。サンフランシスコ市内にあるダンススタジオに毎週通い、その付近で開催されるイベントにも月に1度参加していました。ダンスで関わった人は子供から50代ぐらいの人まで本当に幅広く、今でもお互いのダンスの動画を交換し合ったりしながら交流を続けています。そして2つ目は日本語チューターのアルバイトです。ビザの関係上学内のみでのアルバイトを許可されていた私は日本語の授業を取っている現地の学生の会話の練習や作文の添削を行っていました。母国語を教えることに苦労した面もありましたが、そこから学生との交流も深まり、自宅でお好み焼きパーティーをしたり、みんなでカラオケに行ったりなど日本文化を一緒に楽しむことが出来ました。

まだまだ伝えたいことは山ほどあるのですが、私自身留学は自身の語学力を試すだけでなく様々な発見や成長を感じられる貴重な経験だと考えています。1人で環境に慣れ、生き抜く力を是非この機会に得てみて下さい!

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