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新入生のみなさん、登山道の入り口にようこそ!

 



 

新入生のみなさん、登山道の入り口にようこそ!

元気な新入生のみなさんを迎えて新年度がはじまりました。

この4月から学部長を務めることになりました木村護郎クリストフです。これから、折にふれてこのブログも更新していきたいと思います。

入学式でみなさんを歓迎した翌日の日曜日、丹沢に山登りに行きました。木々の中をひたすら進んでいるうちに、上に行くにつれて植生がだんだんと変わっていくのがわかります。時折、ふと視界が開けるときがあり、だいぶ登ったことが実感できました。そして、ついに頂上!人の住む町をはるか下に見下ろして、360度の壮大なパノラマを満喫しました。他の登山者とのちょっとした出会いや会話も楽しむことができました。

外国語学部の新入生のみなさんがこれから取り組む英語や初修外国語の学びも、登山と似ている面があるように思います。外国語を学ぶことは、ふだん暮らしている自分の生活や常識を離れて新しい視点を得て視野を広げることです。そのためには、自分で一歩一歩、歩みを進めなければなりません。

みなさんは今、いわば登山道の入り口に立ったところです。これからいよいよ登り始めますが、外国語学部の登山ペースはかなり早いので、気を抜かないでついてきてください。途中、なんでこんなに苦労して学んでいるのかわからなくなったり、先が見えない気持ちになったりすることもあるかもしれません。でも、あきらめずに進み続ければ、必ず報われます。学習途上の道筋をも楽しみつつ、着実に学びを進めていってください。4年後にはすばらしい景色が見えるにちがいありません。

最後に、昨日の経験からの気づきを一つ。上に行くほど傾斜が急なところも多く、難所もいくつかあります。しかし、一番きついのは、登り始めた最初でした。はじめの大変さをのりこえれば、疲労感すら気持ちよく感じられます。まずは初めの一年、学年末の節目までしっかり登りつめてください。

(2023年4月3日記)

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