ケルンで得たもの

倉澤薫

こんにちは!
ドイツ語学科三年所属の倉澤薫です。現在、ケルン大学に留学しています。

ケルンはドイツ西側のノルトライン ヴェストファーレン州に位置し、有名なケルン大聖堂をはじめ、ケルンフィルハーモニーや美術館などがある歴史と文化の溢れる街です。また交通の便も良く、隣国のベルギー、オランダ、フランスへの列車も出ています。

ケルン大学には充実したドイツ語コースがあり、日本学科もあります。ドイツ語コースには様々な国から来た生徒たちが沢山いるので色々な国の友達ができます。日本学科では、学生とタンデムをしたり、授業はもちろん、時折開かれる学科の学生主催のイベントなどにも参加しています。みんな優しくて日本語も上手です!全体的にこちらの学生はみんなとても勉強熱心で探究心がとても強いので、私自身もとても刺激をうけています。

生活はもう落ち着きましたが、振り返ってみると最初の頃はドイツ語もあまり聞き取れない中で銀行口座開設、住民届け、滞在許可申請など日本でもあまりやったことのない手続きを一人でしなければいけないことが一番大変だったと思います。バディー制度はありましたが、その制度の開始が殆どの手続きが終わった後のことだったので、もう少し早ければ良かったのに…と思いました。でもお陰で今では公共機関の人に何かを聞きにいくのも、最初は抵抗がありましたが、今は殆どなくなりました。

また、この3ヶ月の間に色々なことに気づき、色々なものを得ることができました。日本やドイツそれぞれの国の良いところや悪いところもたくさん発見できました。やはり、こちらに来ないとそれに気づくのは難しいことだと思います。こちらでできた友人も得たものの一つです。ドイツ語力も少しずつですが、日本で勉強していた時よりは上がっているかなと思えます。

私があとどれくらい、ドイツ語力に関しても一人の人間としても成長できるかまだわかりませんが、限られた時間の中で一生懸命やっていきたいです。間違いなく、このケルンでの一年間は人生の中で貴重な一年になると思います。

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