言語聴覚研究センター | コースについて

言語聴覚研究コースについて

多くの子どもはどの社会に生まれても、大した病気もせずに成長し、ことばや聴こえを獲得します。しかし、発達過程のどこかで何らかのトラブルが生じることにより、さまざまな言語聴覚の発達の遅れや障害がもたらされることもあります。この場合、周囲からの適切な援助と働きかけが必要となります。また一旦ことばや聴こえを習得した後に、病気や事故などにより言語聴覚機能を失うことは、社会人として活躍してきた場を失うことを意味します。不安を抱えている本人とその家族にとって、言語聴覚障害は大きな壁となることが想像されます。
本コースは、このような小児・成人のコミュニケーション障害を持つ方に対して、専門的に支援できる臨床家・研究者の養成を目的としています。大学院での高度な専門性に基づき、言語学・心理学・言語病理学・障害児教育・社会福祉などの知識を生かした教育・研究の支援を行っています。1985年開設以来、多数の言語聴覚士を輩出してまいりました。2001年度からは後期課程も併設されています。先端研究本学言語聴覚研究センターと連携。国内外の先端研究に大学院生も参加し、学ぶことができます。
言語聴覚士本コースに入学し、博士前期課程で学びつつ、且つ厚生労働省の指定する科目を履修することにより、コミュニケーション障害の臨床のプロである言語聴覚士の国家試験の受験が可能となります。

言語聴覚研究コース入試説明会について

言語学専攻 言語聴覚研究コース(博士前期課程および後期課程)の入試説明会を定期的に開催しております。
言語聴覚研究コースへの受験をお考えの方、興味のある方はぜひご参加ください。

最新の説明会情報はお知らせをご確認ください。

教員紹介

所員紹介をご覧ください。

カリキュラム

博士前期課程

学位取得のためには、30単位以上の科目を履修し、学位論文の審査に合格することが必要となります。 履修条件を満たすことにより、言語聴覚士の国家試験の受験資格を取得することが可能です。

言語学 心理学 社会福祉学

言語学概論 1 言語学概論 2 日本語学概説 1 日本語学概説 2 一般音声学 統語論基礎 意味論基礎 音声学・音韻論基礎 実験音声学特講・演習 I 実験音声学特講・演習 II 心理言語学 第二言語習得研究 1 第二言語習得研究 2 演習 (音声学) 言語発達研究 発達心理学 I 発達心理学 II 認知心理学 I 認知心理学 II 学習心理学Ⅰ 学習心理学Ⅱ 行動分析学特殊研究 Ⅰ 行動分析学特殊研究 Ⅱ 認知心理学特殊研究 Ⅰ 認知心理学特殊研究 Ⅱ 生理心理学特殊研究 Ⅰ 生理心理学特殊研究 Ⅱ 発達心理学特殊研究 Ⅰ 発達心理学特殊研究 Ⅱ カウンセリング概論 I カウンセリング概論 II 心理学特殊講義 Ⅱ 社会福祉原論 社会保障論 精神保健福祉論 障害者福祉論 A 障害者福祉論 B

医学

言語聴覚病理学特論 (医学概論・解剖学・生理学・病理学) 臨床医学特論 A (神経心理学)) 臨床医学特論 B (精神医学・リハビリテーション医学・コミュニケーション障害と心理臨床) 臨床医学特論 C (耳科学・形成外科学・歯科口腔外科学) 臨床医学特論 D (神経系の基礎と病態・神経内科学) 臨床医学特論 E (発達障害医学)

言語聴覚障害学

言語聴覚障害学特論 失語・高次脳機能障害学特論 A 失語・高次脳機能障害学特論 B 聴覚障害学特論 A 聴覚障害学特論 B 聴覚障害学特論 C (補聴器) 聴覚障害学特論 D (人工内耳) 小児言語発達学特論 言語聴覚学特論 A (成人のコミュニケーション障害) 言語聴覚学特論 B (小児のコミュニケーション障害) 言語聴覚障害研究法 A (心理統計) 言語聴覚障害研究法 B (実験計画法) 言語聴覚障害研究法 C (データ分析) 言語聴覚障害研究法 D (文献購読) コミュニケーション障害分析法 A (治療診断学・成人) コミュニケーション障害分析法 B (治療診断学・小児) 言語障害研究特殊講義 A (機能性構音障害) 言語障害研究特殊講義 B (器質性構音障害) 言語障害研究特殊講義 C (運動性構音障害) 言語障害研究特殊講義 D (音声障害) 言語障害研究特殊講義 E (吃音) 言語障害研究特殊講義 F (学習障害) 言語障害研究特殊講義 G (成人の運動性構音障害・摂食・嚥下障害) 言語障害研究特殊講義 H (小児の運動性構音障害・摂食・嚥下障害) 高次脳機能障害学演習 A 高次脳機能障害学演習 B 言語発達障害学演習 A 言語発達障害学演習 B 聴覚障害学演習 A 聴覚障害学演習 B 発声発語障害学演習 A 発声発語障害学演習 B 発声発語障害学演習 C 発声発語障害学演習 D コミュニケーション科学研究法 A コミュニケーション科学研究法 B コミュニケーション障害特殊講義

実習 修士論文関連

言語発達障害学演習 A・B 高次脳機能障害学演習A・B 聴覚障害学演習A・B 発達障害学演習A・B 発達障害学演習C・D 学外臨床実習 学位論文

学外実習先

博士後期課程

本学大学院履修要綱の学位規定に記載されている通りです。論文指導教員の指定する科目を履修し、博士論文提出前に、副論文として2本以上(少なくとも一本は英語で)研究成果が査読のある学術誌等に掲載されることが必要です。

修士論文

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