今このページを読んでいるあなたは、きっと「大学で何を勉強しようかな」「将来どんなことができるかな」と悩んでいることでしょう。
私は現在、出版社で語学教材の編集をしています。私がイスパニア語学科に入学を決めた時は、漠然と「将来は海外に暮らして、日本と海外をつなぐ仕事ができたらいいな」と思っていました。こんな仕事をしている未来なんて、考えもしていませんでした。
イスパニア語学科では、イスパニア語だけでなく、言語や社会に関する様々な分野を学ぶことができ、いろいろな可能性に出会うことができます。私の場合は4年生の時に「日本語教育」という分野に出会い、日本語教育の道を進んだ、イスパでも珍しいタイプのキャリアではないかと思います。しかし、今では出版社で、日本語教材だけではなく、イスパニア語をはじめとする外国語教材の編集も担当しています。まさか大学で必死に勉強したイスパニア語を生かして仕事をすることになるとは。毎日様々な「ことば」について考えられることがとても楽しいです。
今、「こんなことを学びたい」「こんな仕事がしたい」と明確なビジョンがある人も、「何が勉強したいのか、しぼりきれないな」という人も、知らない世界へと導いてくれる扉がイスパにはきっとあるはずです。
ちなみに私がイスパニア語を選んだ理由は「話者数が多く、将来役に立ちそうだから」という理由のみでした。そんな私でも、イスパニア語が大好きになったのは、イスパの先生方が厳しくも明るく、優しく指導してくださったこと、同級生と支えあいながら勉強ができたこと、また、イスパニア語の発音が日本語話者にとって比較的易しいものであるからだと思います。もし何語を勉強しようか迷っているのなら、発音でつまずくことなく勉強ができるイスパニア語、オススメです。
イスパでの学びは、絶対に無駄にはなりません。ぜひ、イスパでたくさんの可能性に触れてみてください。