和泉 伸一 教授

学歴 Academic background

東京国際大学国際学科 卒業
南オレゴン大学学士課程修了(政治学)
南イリノイ大学カーボンデール校修士課程修了(応用言語学)
ジョージタウン大学博士課程修了(応用言語学、博士)

B.A., Tokyo International University
B.A., Southern Oregon University (Politics)
M.A., South Illinois University at Carbondale (Applied Linguistics)
Ph.D., Georgetown University (Applied Linguistics)

専門分野 Academic interests

私の研究分野は応用言語学、特にその中でも第二言語習得研究と英語教育です。第二言語習得研究は、すでに母語を話す子どもや大人の学習者がいかに英語などの外国語を二つ目の言語として習得していくのかということを探求しています。具体的には、以下のような疑問の答えを追求しています:母語は完璧に身に付くのに、外国語はなぜなかなか身に付かないのか。子どもは一体どのようにして母語を身に付けていくのか、またそこから外国語習得や教育に応用できる知恵は得られないのか。外国語習得ではなぜできたりできなかったりする子がいるのか。このような個人差はどこから来るのか。内気な人は外国語学習には向かないのか。やはり長期間外国に行かないと英語は身に付かないのか。子どものころから外国語を始めないと、ネイティブのような発音は習得できないのか。子どものころから外国語を習い始めると、必ずネイティブのようになれるのか。一体どのような教育が外国語習得に一番効果的なのか。普段からどのような努力をすれば、日本語を介さないで、外国語だけで物事を考えることができるようになるのか、などなど疑問はつきません。このような様々な疑問に対して、第二言語習得研究では実際に集めたデータをもとにその答えを突き詰め、それを理論化して、更に教育に応用していこうとしています。理論的、学問的でありつつ、同時に非常に実用的でもある学問分野です。

担当科目 Courses provided at Department of English Studies

Introduction to the Study of Language 1・2, Second Language Acquisition 1・2, English Teaching Methodology C, Seminar in Applied Linguistics 1・2, Second Language Acquisition (graduate course), Issues in Applied Linguistics (graduate course)

Introduction to the Study of Languageのクラスでは、英語という言語について春学期には理論言語学、秋学期には応用言語学の観点から吟味していきます。言語学の導入のクラスなので、これからこの分野を勉強しようと考えている人はなるべく早めにとることをお勧めしています。Second Language Acquisition は、いかに外国語が習得されていくかについて、母語習得との比較や学習者の間違い分析などを通して様々な観点から学んでいきます。きっと英語習得の秘訣が見つかることと思います。English Teaching Methodologyは、より実践的なクラスとして、特に英語教員を目指している学生を対象に授業を進めていきます。 Seminar in Applied Linguistics 1・2はゼミなので、少人数で学生の発表や討論を中心に進めていくクラスとなります。テーマは第二言語習得研究と英語教育が主なものとなりますが、学生の選んだテーマについての発表や論文の執筆もありますので、これも学生のニーズと興味に応じて変化していくクラスとなります。

主な著書、その他 Publications, Others

・『実践例に学ぶ! CLILで広がる英語授業』大修館書店(2024)

・『英語学習の「新常識」』大修館書店(2024)

“Soft CLIL and English language teaching: Understanding Japanese policy, practice and implications.” Routledge (共著、2022) 

・『第2言語習得と母語習得から「言葉の学び」を考える~より良い英語学習と英語教育へのヒント~』アルク(2016)

 ・『CLIL(内容言語統合型学習):上智大学外国語教育の新たなる挑戦–第3巻 授業と教材』 池田真、渡部良典との編著、上智大学出版(2016)

・『フォーカス・オン・フォームとCLILの英語授業』アルク (2016)

・『CLIL(内容言語統一型学習):上智大学外国語教育の新たなる挑戦–第2巻 実践と応用』池田真、渡部良典との編著、上智大学出版 (2012)

・『CLIL(内容言語統合型学習):上智大学外国語教育の新たなる挑戦–第1巻 原理と方法』 渡部良典、池田真との編著、上智大学出版(2011)

・『「フォーカス・オン・フォーム」を取り入れた新しい英語教育』大修館書店(2009)

・NHKテレビ「3ヶ月トピック英会話:一日丸ごと英語で話そう~意外に知らない日常表現~」(2005年4-6月号、2006年7月-9月号)NHK出版協会

・その他、日本語、及び英語論文多数。

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メッセージ Message

“Think globally, and act locally.” It should not be one or the other, but both are necessary and complementary. We have to think about the world, but we also have to take concrete action to put our ideas into practice. Let’s make a difference wherever we are and whenever it is!
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