こんにちは!英語学科4年のMarikoです。2016年の秋学期から1年ほどカナダのモントリオールにあるマギル大学に留学していました。
もともと留学したいという思いがあり、入学した時から交換留学に応募するというのは決めていました。小中高とフィギュアスケート漬けの生活をしていたので、もっと視野を広げて世界を見てみたいと思っていたこと、そして、日系アメリカ人の祖母や曽祖母の姿をみていた中で、海外に対する興味が膨らんでいたという、今考えるとぼんやりした理由で、上智大学に入学しました。
とはいえ、大学に入るまで私自身は海外経験もなく、英語も中学から学校の授業で学んだだけ。入学してみて周りのレベルに驚きました。それでも、流暢な英語が飛び交い、活発に議論する友人たちの姿がとっても印象的で、私も海外に行ってみたいな、という思いはさらに強くなりました。
遂に叶った交換留学。戸惑うこともあったけど、学ぶことの多い一年になりました。上智では移民に関する卒論を書いているので、マギル大学では社会学の授業をいくつか履修していました。移民を多く受け入れるカナダ。多様性に富んだマギルの学生との議論は刺激的で、思いもよらない考え方にふれ、如何に今まで自分が小さなコミュニティで生きてきたか実感しました。授業以外では日本人学生会のイベントや、小学校でピアノを教えるボランティアに参加しました。また、ホッケーの試合を見に行ったり、カーリングを友達としたり、時には旅行をしたりもしました。マギルでの勉強はとってもハードなので、出かけたり、課外活動に参加することで気持ちの切り替えができました。
大学最古の建物Arts Buildingと筆者
最後のフランス語の授業でクラスメイトと一緒に
カナダに留学することの魅力は沢山ありますが、比較的安全であるということ、そして色々な国から学生を受け入れているので多様性に富んでいることが挙げられられるでしょう!そして、モントリオールの良いところは何と言っても街並みの美しさ。ユネスコにデザイン都市として指定されているだけあって、ヨーロッパ調の街並みが残るオールドポートや、四季折々の自然の美しさをみせてくれるモンロワイヤルパークなど、見どころが沢山あります。お散歩コースにノートルダム大聖堂があったなんて、今思うととても贅沢です。
モンロワイヤルパークからの夜景
モントリオールの街並み
帰国して2ヶ月が経とうとしていて、思い出が美化されつつありますが、勉強は大変だし、友達作るのも大変だし、自分が成長できているかよくわからないし、辛いな、と思ったこともありました。でも、マギルでの生活を終え、今は前までなかった価値観や考え方に気づき、見える世界も少しばかり変わりました。そして圧倒的な勉強量をこなす学生と一緒に授業を受けていく中で、自分の中での当たり前の基準も変わりました。今は行って本当に良かったな、と思っています。交換留学や短期留学、それ以外にも海外研修や、海外インターンシップなど、挑戦したい気持ちを後押ししてくれるプログラムが上智には沢山あります。ここでの学びを糧に、少しずつ恩返しをしていきたいというのが今の気持ちです!