こんにちは。英語学科の佐々木彩花です。私は、2014年度秋学期から、1年間ペンシルバニア州のヨークカレッジに交換留学をしていました。自分のこれまでの人生の中でも非常に充実していたと言えるこの1年間を、少し振り返ってみようと思います。
留学を有意義なものにするために様々な挑戦をさせてくれたのが、私の留学先での環境でした。そこには私達上智生以外に日本人どころか他国からの留学生もゼロで、本当に現地のアメリカ人学生の中でキャンパスライフを送るという、意外になかなか経験できない環境でした。初めは孤独感に悩まされましたが、受け身にただ過ごしては何も始まらないと思い、多くのことに取り組みました。
まず、主に現地のルームメイトたちと共同生活を送る中で、日本とアメリカのコミュニケーションの違いを学ぶことができました。彼女たちとやり取りをするにあたり、他者の考え方も受け入れつつ自分の意見をしっかり持つ、またどうしてそう考えるのかというロジックの部分まで重視したコミュニケーションの仕方を身につけました。時には日本食を振る舞ったり日本語や文化を教えることで、自分・日本のことを知ってもらいつつ交流を深めました。帰国後も連絡を取り続けているほど大切な仲間を手に入れることができました。
留学期間中は、複数のイベントにも参加しました。国際関係専攻の学生を対象とする校内のプレゼン大会があったのですが、私が留学前から取り組んでいた研究テーマに興味を持ってくださった教授の勧めで、私も出場することにしました。周囲にも協力してもらいながら準備を進めて自分の研究を共有した結果、1位を受賞できたことは留学中いちばんの驚きでした。
また、ニューヨークで開催された模擬国連の世界大会に授業の一環として参加できたことも、留学先ならではだったと思います。そこで世界各国から集まる学生と共に国際問題に向き合ったことは、貴重な経験でした。
私が昔から留学をしたいと思っていた理由として、英語力を向上させたいというのもありました。しかし語学の面以上に、国境を越えて出会った「人」、逆境とも言える環境をプラスに変えるための「挑戦心」や「行動力」など、もっと大切なものを得ることができました。
留学の機会を最大限に活用できるかどうかは、自分次第だと思います。でも、自分が行動すれば得られるものもかなり大きいのが留学です。上記以外にもボランティア活動をしたり、私は書ききれないほど多くの経験をすることができました。それも与えられた環境の中でできるだけたくさん吸収しようと挑戦し続けたからだと思っています。
皆さんも、留学を通して人生最大のチャレンジをしてみてください!
写真1 NYの模擬国連に出席
写真2 メジャーリーグを観戦