防弾チョッキを着て現場に出たり、ヘリコプターに乗って視察をしたり、自衛隊機に乗って硫黄島へ出張したり…物々しく聞こえますが私は防衛省で事務官をしていて、普段はオフィスで事務や翻訳などをしています。しかし在日米軍の訓練に通訳などで立ち会うことも多く、その際には文頭の様な学生時代には想像もできなかった仕事をしています。また、業務打ち合わせなどで米軍基地に行くことも多く、ニュースでしか知らなかった「日米同盟」を肌で感じる日々です。
様々な経歴を持った友人達と知り合えた点が良かったです。英語学科には色々な国に住んだことのある人や世界を目指す人が多く、発表の準備などで一緒に案を練る際に様々な考え方に触れることができて刺激的でした。また、親身になってくれる先生が多い点も良かったです。多忙にもかかわらずオフィスに質問しに行くと、わかるまで指導して頂いたものでした。社会人になった今でも恩師のもとに近況報告しに行くなど、教員と学生の距離が近いことが英語学科の強みだと思います。
在学中に所属していた英語学科独自のサークルである、サマー・ティーチング・プログラムでの日々です。夏休みに自作の教材を使い全国の小中学生に英語を教えに行く活動で、私は下関市に行きました。
二人一組で教えるのですが、「どうしたら英語を面白く感じてもらえるか」をテーマに案を出し合い、「楽しかった」と言われた時の喜びは忘れません。今も年賀状を出し合う生徒もいます。また、メンバーと旅行をしたり、バンドを組んでライブをしたりと、沢山の楽しい思い出があります。
高校でフィンランド、上智在学中にデンマークに留学した際に、政府に対する国民の信頼度が日本とは比べものにならないくらい高い現実を目の当たりにし、「信頼される国作りに携わりたい」と思ったのが最初のきっかけでした。当初は外務省を考えましたが、段々と「防衛のように、日常からかけ離れた世界が面白いのでは」と思うようになりました。また、防衛省では英語に限らず様々な語学が必要とされ、これからさらに活動分野が広がって行くことを知り、受験しました。
あなたは今、進路に迷っていますか?「何をやりたいかわからないから、どこへ行けばいいかわからない」と言う方も多いのではないでしょうか。私もそんな高校生の一人でした。それならば、英語学科に「やりたいこと」を探しに来るのはいかがでしょうか。英語学科(外国語学部)には様々な研究分野が用意されており、英語の運用を学ぶ傍ら色々な分野を履修して自分の専門を見つけていくことが可能です。「語学だけではなく、プラスαが必要」とはよく言われる昨今ですが、上智大学の英語学科に英語と「プラスα」を見つけに来るのも、一つの進路だと思います。