HOME > 研究コース紹介 > 卒業論文・卒業研究 目次 > Vol.6 瀬川 藍子さん
卒業論文・卒業研究
瀬川 藍子さん(アジア研究コース)
外国語学部英語学科に在籍しながら、私がアジア文化副専攻(2014年度よりアジア研究コースに改称)で卒論テーマに選んだのは「フェアトレード」でした。田舎で育ち「広い世界」に憧れて上京した私にとって、貧困に起因する諸問題は衝撃的でした。貧困削減の1ツールとして、先進国の「支援」ならざる「フェアトレード」に魅かれました。
これは途上国の生産者の「仕事(生きがい)」と「製品への責任感」、先進国の倫理観の強い「消費者」とで成立する「ビジネス」の一形態なのです。執筆のため調査に出向いたフィリピンで、ごみ山に暮らす手工芸品生産者の女性たちと出会いました。仕事に誇りを持つ彼女たちの目が、どんなにきらきらしていたことか!
学部の枠にとらわれない、こうした自由な論述と発想を導いてくれたのは、アジア研究がコースとして選択できる外国語学部の制度と、代えがたい恩師、根本敬教授のゼミです。上智での学びは、私の人生を大きく開き、きらきらさせてくれました。この文章を読んでくださる皆さんの大学生活も実り多く、思い出がきらきらと輝くものになりますように!
(2009年度外国語学部英語学科卒業生、現JETRO勤務)
卒論タイトル:「フェアトレード―貧困削減のツール」
卒論タイトル:「フェアトレード―貧困削減のツール」