言語聴覚研究センター | センターについて

言語聴覚研究センターについて

 言語聴覚研究センターは、言語聴覚障害者に対する貢献を目的とし、国際言語情報研究所の一部門として、1996年度に設立されました。 当センターは、吉畑博代センター長のもと、外国語学研究科・言語学専攻言語障害研究コースで学ぶ大学院生に対する臨床・研究活動の支援、言語聴覚障害に関する基礎的・臨床的研究、専門家ないし一般の方向けの講演会・シンポジウムなど、様々な活動を行っております。また、年報や論文抄録集を発行し、当センターでの研究活動等をご報告を致しております。

学生の支援

 当センターでは、言語聴覚研究コースの大学院生のための臨床研究を行っています。言語聴覚士とは病気や脳外傷による失語症や発音の障害、ことばの発達の遅れ、学習障害、吃音、聴覚障害などによる成人や小児のコミュニケーション障害を改善するために指導、訓練、支援を行う国家資格の専門職です。センターでの臨床実習では吉畑博代教授をはじめとするスーパーバイザーの下で 20 余名の大学院生が、ことばの遅れた幼児や失語症者に訓練を行っています。

研究活動

 当センターでは、現在、文部科学省の科学研究費を受けて「読みと周辺領域のつまずきに関する鑑別診断の基礎的研究」や「小児失語症の評価法の開発と指導・訓練に関する研究」に取り組んでいます。また、日本学術振興会とブリティッシュカウンシルの研究基金を受けて「失語症の認知神経心理学的評価法の開発研究」にも取り組んでいます。この研究は言語障害学の分野で著名な英国ニューカッスル大学との共同プロジェクトです。この評価法は、認知神経心理学的な手法を取り入れ、言語症状の記述だけでなく背景にある脳内の言語処理過程に着目している点が特徴です。「SALA (Sophia Analysis of Language in Aphasia) 失語症検査」として2004年5月に出版されました。 また,年報や抄録集を発行し,当センターの研究活動等をご報告しております。

お問い合わせ

お問い合わせは下記電話番号、FAX、Eメールアドレスよりご連絡ください。

  TEL : 03-3238-3557      メール :i-linslh@sophia.ac.jp