国際言語情報研究所所長 高橋 亮介
本研究所は1978年の設立以来43年間にわたり、言語科学全般にわたる研究を通して、国際理解を深め、東洋と西洋の文化交流に資することを目的とし、着実に発展してきました。名誉所員を含め現在35名以上の所員が共同研究を行い、ワークショップ、国内外からの研究者の招聘、講演会の開催等を通して積極的に啓蒙に努めています。付属機関には、言語聴覚研究センター、音声研究室があります。研究の対象は、日本語、英語など個別言語のみならず、諸言語に共通する普遍性の理論的研究、社会・文化と言語との関連性、外国語の習得・指導に関する実証研究及び実践、認知科学的アプローチによる言語研究、言語聴覚障害に関する基礎研究および臨床研究と応用、人間の言語音の多角的な研究など多岐にわたっています。
CLILの実践および理論研究と国内外への普及および啓蒙、等。
Sophia Linguisticaとして年1回刊行、バックナンバーに所収の全論文の抄録をオンラインで閲覧可能。音声学研究室ではWorking Papers in Phoneticsを、言語聴覚研究センターでは、The Research Certer for Speech, Langugage, and Hearingを隔年で発行。『海外言語学情報』(大修館書店)を2000年まで発行。
言語学、音声学、言語聴覚障害学、応用言語学の分野で、国内外で活躍する研究者を招聘し、シンポジウム、セミナー、講演会、研究会を開催。
2022年4月 | 12代目所長に高橋亮介教授が就任。 |
2019年4月 | 11代目所長に福井直樹教授が就任。 |
2017年4月 | 10代目所長に吉畑博代教授が就任。 |
2016年4月 | 9代目所長に新倉真矢子教授が就任。 |
2014年4月 | 8代目所長に渡部良典教授が就任。 |
2013年4月 | 7代目所長に吉田研作教授就任。 |
2012年4月 | 6代目所長に笠島準一教授が就任。 |
2006年4月 | 言語障害研究センターが言語聴覚研究センターに名称変更 |
2003年4月 | 5代目所長に吉田研作教授が就任。 |
2002年4月 | 4代目所長に梶田優教授が就任。 |
2002年2月 | 研究所のホームページを開設。 |
2001年 | コンピューターシステムのマルチメディア化計画が最終年を迎え完成。 |
1998年10月 | 大学院言語学専攻と共同でインターネットドメインが開設され、 研究用コンピュータシステムが稼動を開始する。 |
1998年6月 | 『国際言語情報研究所年次報告』第1号(1997年度)を発行。 |
1997年 | 3代目所長に南舘英孝教授が就任。 |
1996年 | 聴覚言語障害研究センターが改組になり、新たに言語障害研究センターが発足。 |
1995年 | 太田 朗名誉教授より英語学関係の蔵書が寄贈される。現在研究所内に「太田文庫」として開設。 |
1994年 | LL教室は国際言語情報研究所から離れて、学事部所管となる。 |
1993年 | 2代目所長に森岡ハインツ教授が就任。 |
1983年 | 中央図書館・総合研究棟の完成にともない、 9号館から中央図書館5階の現在地に移転。 |
1982年 | 『海外言語学情報』第1号を刊行。(第10号(2000年)で完結)。 |
1980年 | LL教室同時通訳養成講座に基礎コース・演習コースを開設。 |
1978年7月 | 研究所として初のSophia Linguistica(=第4号)を発行。 |
1978年5月 | M. A. K. Halliday教授(University of Sydney)を迎えて、第1回の言語学シンポジウムを開催 。 (以降、ほぼ隔年で海外の著名な言語学者を招聘してシンポジウム・レクチャー等を開催) |
1978年4月 | 聴覚言語障害研究センター、LL教室、音声学研究室を吸収・統合する形で、 より総合的な研究を目指して「国際言語情報研究所」が設立される。 初代所長にフェリス・ ロボ教授が就任。 |