講演会

言語学講演会「⽇本⼿話における⽂末指さし ― 統語論的分析の試み」

日時2024年2月24日(土) 15:30~17:00
講師

▸内堀朝⼦ ⽒(東京⼤学 ⼤学院⼯学系研究科 准教授)

開催方法

▸Zoomによるオンライン開催(要事前申し込み)

▸研究者・大学院生

要事前申し込み
以下のお申込み用URLまたはQRコードよりお申込み下さい
お申込み用URL
https://eipro.jp/sophia/events/view/SOLIFIC20240224

▸申込締切:2月22日(木)15:00

ご参加に必要な情報は、受付完了後、講演会前日の2月23日(金)にメールでご案内申し上げます。

参加費

▸無料

要旨

⼿話⾔語と⾳声⾔語は,⾝体の外に⾔語表現を表出する⼿段すなわち外在化の⼿段が異なるが,⽣成⽂法理論のもとでは,どちらの⾔語もヒトの脳内に備わる同じ
⾔語機構によって扱われるものであり,両者の違いは外在化の⼿段が影響する範囲にのみ存在すると仮定される。本講演では,⽇本⼿話の「⽂末指さし」を取り上げ,⼀⾒何かを指で指し⽰すためのジェスチャーと同じように⾒えるものが,実際には⾳声⾔語と共通する統語的メカニズムによって説明される可能性について検討する。具体的な分析としては主に内堀・今⻄・上⽥(2023)に基づき,⽂末指さしが⽣じているとき,それが CP 領域において話題要素ないし主語との素性⼀致を形態的に具現化するものであることを論じる。

主催

国際言語情報研究所

フライヤー

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