講演会

連続講演会

連続講演会は、1973年より東洋宗教研究所(当時)の主催で毎年一回開催されており、2021年度で48回目を迎える。毎回のテーマは、研究所設立の目的の一つである“キリスト教と諸宗教の対話”を前提としているが、近年は、より広い視野のもとでさまざまなテーマを設定している。例えば、「イスラーム世界に生きるキリスト教」(2017年)、「信仰の遺産」(2018年)、「東アジアにおける女神信仰の環流」(2019年)、「茶道とキリスト教」(2021年)などである。学会ではないので、聴講者は、一部の専門家に限られることなく、むしろ、より広く一般の人々を対象としている。また、講座の成果は、翌年『紀要』としてまとめられる。

聖書講座

聖書講座は、毎年一回(11月)、カトリック中央協議会によって制定される「聖書週間」に合わせて、東京カトリック大司教区との共催で開催される。同講座は、一人でも多くの人に神のみことばを伝えるという目的で、キリスト教文化研究所主催で始まった。それゆえ、その対象は、ひとりキリスト者だけでなく、広く聖書に興味・関心のあるすべての人々に開かれている。また講師は、カトリック、プロテスタントにこだわらず、さまざまな分野から招いている。近年のテーマは、「宗教改革期の芸術世界」(2017年)、「ユダヤ教とキリスト教」(2018年)、「旧約聖書の物語解釈」(2019年)、「新約聖書の奇跡物語」(2021年)などである。講座の成果は、翌年、一冊の『論文集』としてまとめられる。