■ 講演会

2023年05月18日 09:06:04

文化遺産の学際的研究主催「遺跡地域史研究会2023年度第2回」を2023年5月28日(日)開催します。

本研究所研究プロジェクト「文化遺産の学際的研究」では、2023年度から「遺跡地域史研究会」を立ち上げました。これまでアンコール遺跡群バンテアイ・クデイを中心に実施してきた考古学や歴史学等の研究成果を踏まえ、遺跡をめぐる地域史復元を目的として分野横断的な基礎研究に取り組んでいます。
 第2回は公開研究会として次の通り開催します。多くの皆様と議論できればと考えております。参加希望の方は事前にお申し込みください(報告要旨の下に申込先URLを載せています)。

主催上智大学アジア文化研究所 「文化遺産の学際的研究」プロジェクト
日時2023年5月28日(日)14:00-15:30
開催形態オンライン(Zoom)
プログラム趣旨説明:丸井雅子(上智大学アジア文化研究所)
報告:松浦史明氏(日本学術振興会特別研究員・上智大学総合グローバル学部)
「ジャヤヴァルマン7世期の刻文史料からみるバンテアイ・クデイ寺院の位置づけ」
報告要旨:
カンボジア、アンコール遺跡群のひとつであるバンテアイ・クデイ寺院は、12世紀末〜13世紀初めのジャヤヴァルマン7世期に創建されたと言われる。しかし、同寺院からは寺院の建立縁起を記した刻文がみつかっておらず、創建者などの詳細は不明である。そこで今回は、ジャヤヴァルマン7世期の刻文史料を総合的に概観することで、当該時期における寺院建立の傾向や空間認識、寄進行為のあり方等を検討し、バンテアイ・クデイ寺院の位置づけを考えてみたい。
参加申込先https://sophia-ac-jp.zoom.us/meeting/register/tJYofu2gpjwuGdzpduRVQuSJQ9Ff2kZR15E2

登録後、ミーティング参加に関する情報の確認メールが届きます。開催日まで大切に保存してください。同情報を他人と共有しないようお願いします。
問い合わせ先上智大学アジア文化研究所
i-asianc@sophia.ac.jp