■ 講演会

2022年03月04日 15:06:34

中東研究セミナー「中東のベーシック・インカムに関する研究会」を2022年3月25日(金)オンライン開催します。

上智大学アジア文化研究所は、下記の要領で法政大学教授の岡野内正さんに「アラブ世界ではなぜベーシック・インカムへの関心が低いのか?」についてお話を伺います。

皆様のご参加をお待ちしております。

中東およびグローバル・サウスにおける社会理論、国際政治経済学、イスラーム社会論を専門とする岡野内正法政大学社会学部教授に、昨年6月に出版されたご著書「グローバル・ベーシック・インカム構想の射程――批判開発学/SDGsとの対話」を踏まえて、(1)18世紀末イギリスから最近の世界銀行のハンドブックに至るまでのベーシック・インカム論の歴史を踏まえたうえで、(2)21世紀初頭以来の村落レベル実験の社会・経済開発効果のエビデンス、(3)最近の世界のベーシック・インカム要求運動のめざましい広がりと明らかになってきた政治的課題、(4)アラブ世界でベーシック・インカムへの関心が低い理由についてお話を伺います。中東社会論、政治経済論、福祉国家・福祉レジーム論、社会運動論等にご関心のある方は奮ってご参加ください。

【参考文献】
岡野内正『グローバル・ベーシック・インカム構想の射程――批判開発学/SDGsとの対話』法律文化社、2021年6月

岡野内正『グローバル・サウスとは何か』松下冽・藤田件憲(編著)「第8章 生存権をめぐる底辺からの運動―自立と権利」ミネルヴァ書房、2016年11月

岡野内正「第19章 中東と世界の未来のために―歴史的正義回復に向けた市民運動を」長沢栄治・栗田禎子編著『中東と日本の針路―「安保法制」がもたらすもの』大月書店、2016年5月

岡野内正「アラブの春は西クルディスタンで花開いたか?――シリア内戦におけるロジャヴァ革命研究のために」『アジア・アフリカ研究』2021年第61巻 第2号, 35-53

主催上智大学アジア文化研究所
日時2022年3月25日(金)16時00分〜17時30分
テーマ「アラブ世界ではなぜベーシック・インカムへの関心が低いのか?」
プログラム16:00 – 16:05 趣旨説明(岩崎えり奈 上智大学)
16:05 – 16:45岡野内 正(法政大学社会学部教授)「アラブ世界ではなぜベーシック・インカムへの関心が低いのか?」
16:45 – 17:30 ディスカッション
開催方法・申し込み方法Zoom によるオンライン開催
申込方法:2022 年 3 月 23 日(水)までに以下のリンクからご登録ください。
事前登録用リンク: https://forms.gle/kKNrbQsvcmt38S899
*ご登録いただいた方宛に、前日までにZoom のリンクをお送りいたします。
問い合わせi-asianc*sophia.ac.jp(*を@に代えてご利用ください)