中東の「公共性」研究会の実施報告(2021年8月31日(火) オンラインミーティング)

上智大学イスラーム研究センターは、NIHU地域研究推進事業「現代中東地域研究」上智大学拠点の研究の一環として、下記の要領で中東の「公共性」に関する研究会を開催いたしました。以下は当日のプログラムとその報告です。

【日時】2021年8月31日(火)16時30分~17時50分
【場所】オンラインミーティング
【プログラム
司会 澤江史子(上智大学)
16:30 – 16:35 趣旨説明 岩崎えり奈(上智大学)
16:35 – 17:20 濱崎友絵(信州大学人文学部)「『想像/創造される』トルコ民俗音楽――その変遷と『公共性』をめぐって」
17:20 – 17:50 ディスカッション

【報告
報告者の濱崎は、トルコにおける20世紀初頭から1970年代までの民俗音楽と公共性のかかわりについて、期間を三区分し、主にナショナリズムとのかかわりから報告を行った。 具体的には、オスマン民俗音楽からのトルコ民俗音楽の分離、そしてトルコ民俗音楽が均質化されていく状況などについて詳しい説明が行われた。 質疑応答では、トルコ民俗音楽と宗教の関係、またアレヴィーやクルド人などのディアスポラの人々の影響など、多くの質問がなされた。本研究会には50名近くの参加者があり、盛況のうちに終わった。

文責:近藤文哉


*本研究会は、上智大学イスラーム研究センター、予備NIHU地域研究推進事業「現代中東地域研究」上智大学拠点 政治社会学班・社会経済学班を主催として実施されました。
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