Online Book Talk/巣ごもり読書会『ジェンダー暴力の文化人類学』の開催のお知らせ(2021年7月29日(木) オンラインミーティング)

カバー見返しより
「ジェンダーは希望である。なぜならジェンダーは男らしさや女らしさが変革可能な属性であることを力強く指し示しているからだ。そのジェンダーが暴力と結びつくというのは、どういうことなのか。17人の論者が<ジェンダー暴力>の地域的な多様性と繰り返し現れる類似性、さらに暴力の回避や抵抗を探求する」

今年の2月に出版され、5月に重版がかかるなど、学術書としては異例の売れ行きを見せている本書。ジェンダー暴力について中東と南アジアを中心に語り合います。ご参加お待ちしております。

日時:2021年7月29日(木)13:30~15:00
場所:オンライン開催

【今回の課題図書】田中雅一・嶺崎寛子編『ジェンダー暴力の文化人類学』(2021年、昭和堂)(タイトルをクリックすると出版社ページに移動します)

司会:嶺崎寛子(成蹊大学)
語り手:田中雅一(国際ファッション専門職大学)、松尾瑞穂(国立民族学博物館)、高橋圭(東洋大学)

【登壇者紹介】
田中雅一:国際ファッション専門職大学教授/京都大学名誉教授。主要業績に『軍隊の文化人類学』(編著、2015、風響社)『誘惑する文化人類学』(2018、世界思想社)、『コンタクトゾーンの人類学』(共編著、2011-13、晃洋書房)など多数。
松尾瑞穂:国立民族学博物館先端人類科学研究部准教授。女性のライフコースの中で大きな意味を持つリプロダクション(性と生殖)を主要な研究領域として、それらをとりまく社会的営みや文化的実践、歴史的変容を研究。主要業績に『ジェンダーとリプロダクションの人類学―インド農村社会の不妊を生きる女性たち』(2013、昭和堂)、『インドにおける代理出産の文化論―出産の商品化のゆくえ』(2013、風響社)。
高橋圭: 東洋大学文学部助教。エジプトと北米を対象地域として現代のスーフィズム(イスラーム神秘主義)について研究。主要業績に「伝統と現実の狭間で―現代アメリカのスンナ派新伝統主義とジェンダー言説」(『ジェンダー研究』21号、2019年)、『スーフィー教団―民衆イスラームの伝統と再生』(2014、山川出版社)など

【参加方法】
ご参加希望の方はこちらの登録フォームまたはポスター内のQRコードよりお申し込みください。

【問い合わせ先
イスラーム・ジェンダー学科研事務局( office@islam-gender.jp )


*本研究会は、科研費基盤研究(A) イスラーム・ジェンダー学と現代的課題に関する応用的・実践的研究(代表:長沢 栄治)を主催、NIHU「南アジア地域研究」龍谷大学拠点・龍谷大学南アジア研究センター RINDAS、及びNIHU「現代中東地域研究」上智大学拠点・上智大学イスラーム研究センター SIASを共催として実施されます。
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