<社会経済学班>「『地中海世界のアジール』に関する研究会」(2019年3月22日(金)上智大学)
上智大学イスラーム研究センターでは、上智大学学術研究特別推進費重点領域研究「イスラームとキリスト教他諸宗教の対立・交流・融和の地域間比較研究」ならびにNIHU 地域研究推進事業「現代中東地域研究」上智大学拠点の「公共性」研究の一環として、下記の要領で「地中海世界のアジール」に関する研究会を開催いたします。
本研究会では、地中海世界におけるアジールについて議論を深めることを目的として、古代キリスト教史を専専門とする戸田聡氏をお招きし、史料上、紀元前2 世紀のエジプト・メンフィスのサラピス神殿(Sarapieion)に居住したことが知られており、キリスト教以前のエジプトにおける修道者だと研究史上考えられたこともあるカトコイと呼ばれた人々に関して、ご報告いただきます。
その後、イスラーム世界との比較の観点からマグリブ中世史を専門とする私市正年氏にミニ報告を、西洋中世史の立場から大貫俊夫氏にコメントをしていただきます。
なお、研究会終了後に懇親会を予定しております。そちらも併せてご参加ください。
【日時】2019 年3月22日 (金)16:00 ‒ 19:00
【場所】上智⼤学四⾕キャンパス2号館6階、615a 会議室
*会場の位置・経路の詳細については、以下をご参照ください。
https://www.sophia.ac.jp/jpn/info/access/accessguide/access_yotsuya.html
【プログラム】
16:00 ‒ 17:00 戸田聡(北海道大学大学院⽂学研究科准教授)「サラピス神殿の「カトコイ」―神域に身を寄せた人々」(仮題)
休憩
17:10 ‒ 17:40 私市正年(上智大学名誉教授)「マグリブ中世社会の聖者廟とアジール」
17:40 ‒ 18:00 大貫俊夫(岡山大学大学院社会文化科学研究科准教授)コメント(西洋中世史の観点から)
18:00 ‒ 19:00 ディスカッション
【主催】 上智大学イスラーム研究センター
・上智大学学術研究特別推進費重点領域研究「イスラームとキリスト教他諸宗教の対話・交流・融和の地域間比較研究」
・NIHU 地域研究推進事業「現代中東地域研究」上智大学拠点
*会場準備の都合上、ご出席いただける方は3月18日(月)までに下記のアドレスまでご一報いただけると幸いです。懇親会にご参加される方はその旨も事前にお知らせください。
ias-iac@sophia.ac.jp(@を半角に置き換えて下さい)