外務省平成30年度フィリピン・イスラム学校教師招聘事業による訪問(2018年7月5日(木)上智大学)
2018年度報告
【日時】2018年7月5日(木)10時25分~11時30分
【場所】上智大学四谷キャンパス図書館6階アジア文化研究所
【主催】上智大学イスラーム研究センター、人間文化研究機構「現代中東地域研究」推進事業
【共催】外務省アジア大洋州局南部アジア部南東アジア第二課、上智大学アジア文化研究所
【プログラム】
10:25-10:40
歓迎のことばと上智大学の紹介、イスラーム研究センター紹介
赤堀雅幸(総合グローバル学部長/イスラーム研究センター長)
岡戸真幸(人間文化研究機構/イスラーム研究センター)
高橋圭(日本学術振興会/イスラーム研究センター)
10:40-10:50
東南アジア・イスラーム書コレクションの紹介
川島緑(総合グローバル学部)
10:50-11:05
ハラール食堂等大学の取り組みについて
正山耕介(管財課)
11:05-11:15
フィリピン・イスラム学校側代表のスピーチ
11:15-11:25
質疑応答
11:25-11:30
閉会のことば
イスラーム研究センターは、外務省平成30年度フィリピン・イスラム学校教師招聘事業によって来日したフィリピン・イスラム学校教師一行の訪問を受けました。
当日は、歓迎の言葉がセンター長の赤堀先生からあり、続いて岡戸などがセンターの研究教育活動の紹介を行いました。川島先生からは、NIHU研究事業などで収集してきた東南アジア・イスラーム書コレクションの紹介が、ご自身の研究と交えてありました。イスラーム書コレクションは、会場となったアジア文化研究所に所蔵されており、訪問者の方たちに実際に手に取って頂きました。
また、大学のハラール食堂について、管財課の正山耕介氏に、食堂設立の経緯や反響について、ご説明頂きました。ハラール食堂については、運営されているモハマド・シャーミン氏にもお越し頂き、日本におけるハラール食についてご自身の経験からお話し頂きました。
フィリピン側からは、代表の方にバンサモロについて、フィリピンのイスラームの歴史と現状から、お話し頂きました。中東とは異なるキリスト教国であるフィリピンでの、イスラームの展開と他宗教との関わりあいなど、興味深い内容でした。
懇談会後は、ハラール食堂をご利用頂き、また、「祈りの部屋」も礼拝に使用して頂きました。
短い時間での訪問でしたが、実りある懇談の場となり、今後の相互交流を期待できる機会となりました。
文責:岡戸真幸 人間文化研究機構総合人間文化研究推進センター