経験から得られたもの

竹崎健将

Moin Moin!初めまして!ドイツ語学科3年の竹崎健将と申します。現在ハイデルベルク大学で1年間の交換留学をしています。なんで南ドイツのハイデルベルクなのに挨拶がMoin(北ドイツの挨拶)なんだ!と思われたかもしれません。実はドイツ語学科の在外履修制度では半年間ハンブルクに滞在していました。

今回ブログを担当させていただくにあたり、これまでの生活で経験し感じたことなどを書きたいお思います。留学前の方のお役に少しでも立てれば幸いです。

留学中は何から何まで未知の事ばかりです。横浜に産まれ育った僕にとっては海外での長期生活も1人暮らしも初。楽しいことばかりではありません。ハイデルベルクではビザ・銀行・保険・学生登録・入寮手続きを全てほぼ自分1人でやらねばならずとても苦労しました(ビザに関しては現在進行形)。

ドイツ語も日々自分の実力不足を感じます。話した後に「ああ、こう言えばよかった」とか「あの文法と単語間違ってたな」とか。日本とドイツのユーモアが違うのでそれを理解できずに楽しい会話を止めてしまったり。めちゃくちゃ悔しいです。

それでも留学に来てよかったと心から思います。日本にいたらきっとこんな苦労はなかったはずです。でもこの経験が自分の幅を広げてくれるのかなと。諸々の手続きは苦労しましたしなんでチューターがいないんだ!(仕事放棄された)なんて愚痴もこぼしましたが、出来た時には自分でもできる、もう何が来ても大丈夫だという自信になりました。今は1人でやって良かったと思っています。下手なドイツ語は明日へのモチベーションにつながっています。何事も経験だなと思いました。

そうそう、経験と言えばドイツに来て感じたことがもう1つあります。

テロ、難民問題と重大な国際問題が僕が留学している時期に起こっています。ハンブルクに住んでいた頃僕の寮の隣には難民の仮説住宅が建ち、ミュンヘン駅がテロの危険性から閉鎖された日にはちょうどイタリア旅行の帰りでミュンヘン駅にいました。日本にいた時もこのような問題に無関心であったわけではありません。ただ、今ほどの現実的な考えではなかったとおもいます。どこか他人事で対岸の火事としてみていたのかもしれません。電車に乗れば命からがらドイツに逃れて来た難民を目にし、街には常にテロの恐怖が潜んでいる。そのような状況を身近に経験して生活する中でもっと現実的に物事を考えることの重要さを感じました。

ここまであまりポジティブな事を書いていない気がしますが…笑 

僕はとてもドイツが気に入っています。助けてくれる人には事欠かないし、こんな見た目外国人の僕にも普通にドイツ語で話しかけてくれるのであまり〝アウトサイダー〟と感じることがなく居心地がいいです。僕も日本に帰ったら外国人にまずは日本語で話し掛けようと思います笑

留学も残りあと1年弱、吸収できるものはすべて自分のものにして、充実した時間を過ごしたいと思います!

最後にドイツに来たら是非ハンブルクとハイデルベルクに行ってみてください!本当にオススメの街、僕のアナザースカイです!笑
1takezaki
2takezaki