公開講座「日本人と海外移住」第8回「満洲への植民」が6月20日(土)JICA横浜海外移住資料館で開催されます

2015.06.16

公開講座「日本人と海外移住」
第8回「満洲への植民」

本科研チーム研究代表者の蘭信三氏が講演します。

日時:2015年6月20日(土) 13:00-14:30
場所:JICA横浜 4Fかもめ

第8回概要:
1945年8月、「満洲」には約200万を超える日本人が居住しており、在外日本人としては最大の規模でした。何故かくも多くの日本人が満洲に渡ったのでしょうか、「満洲」で彼らはどのように暮らし、内地に引揚げ後、そして戦後の中国残留においてどのように生き抜いたのでしょうか。他方、「満洲」は日本社会だけでなく、朝鮮、ロシア、東欧にとっても独特の存在でした。華北の漢人は20世紀前半に4千万人もが「満洲」に移住し、朝鮮半島からも200万人を超える人たちが移住し、白系ロシア人・東欧の人びとも居住していました。それに、北米の日本人移民が「満洲開発」に関わっていましたし、台湾人も満洲に移住していました。このような多様な文脈にある「満洲」で日本人はどう生き、「五族協和」はどのような状態だったのでしょうか。世界のなかの「満洲」という文脈でとらえ直すことで、日本社会にとっての「満洲への植民」、「満洲」の意味を考察していきます。

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