「二〇世紀東アジアをめぐる人の移動と社会統合」満洲班
第3回 ワークショップ
「近代満洲」の文明
~技術が人をどうかえるか~
日時 2015年12月19日 土曜日 午後1時~6時
場所 上智大学2号館4階407室
テーマ 「「近代満洲」において技術が人をどうかえるか(仮)」
【趣旨】
2008年に『「満洲」の成立』で鉄道をはじめとした近代的技術の導入によって森林や草原がきえ、農地のひろがる「満洲」が成立するという議論が安冨歩氏を中心に行われましたが、そこで暮らす人間がどう変わったか、社会がどう変わったかについては具体的な議論はされてきませんでした。この点を、ほりさげるために、「技術」の導入・普及・継承とそれに伴う社会の変化の検討をテーマとしてとりあげます。
今回のワークショップでは「技術」のうち「農」と「医」、どちらも命をつなぐのに必要な技術をとりあげて、技術導入のプロセスを参加者でシェアし、その功罪について議論しようと考えています。
【プログラム】
1.上田貴子(近畿大学)「伝統から近代へ――「満洲」の医療から考える」(30分)
2.飯島渉(青山学院大学)「『満鮮の医学』(仮)」(60分)
<休憩>
3.湯川真樹江(学習院大学)「植民者による現地農業の「発見」―稲の品種分類からみる地域的差異(仮)」(60分)
4.農業部門のコメント
<休憩>
5.全体討論
お問い合わせはkaken25245060*gmail.comまで(*を@にかえてください)
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