日時：5月27日（金）17:15-18:45
報告者：森田稔氏（高崎経済大学）
場所：2号館11階経済学部会議室B & ZOOM（HyFlex）
幹事：堀江哲也
言語：日本語
タイトル： 高齢世帯におけるエネルギー消費実態と省エネ取組みに向けた考察
要旨：
日本は高齢化率が世界的に見て最も高い国であり、全世帯に占める高齢世帯（世帯主年齢が65歳以上）の割合は2015年の36%（1,918万世帯）から2040年には44.2%（2,242万世帯）まで増加することが予想されている。こうした高齢世帯の増加は、エネルギー消費、特に電力需要の増加要因となることが指摘されている。実際、家計調査のデータからも、世帯構成人員の影響を排除した一人当たり電力消費量は、世帯主の年齢が増えるほど増加していく傾向があることが分かる。よって、今後の家庭部門における省エネ政策を考える際には、こうした高齢世帯に対する対策を実施していくことが重要となってくる。
以上のことから、本研究では、報告者がプレテストとして2021年に実施した高齢世帯（世帯主年齢が65～75歳までの一般世帯）に対するアンケート調査から得たデータを用いて、高齢世帯におけるエネルギー消費の実態と省エネ取組みを促す上で非価格要因の有効性について検証結果を報告する。

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