講師 | 【登場順】 |
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日時 | 2015年6月22日(月)13時30分~18時00分 |
場所 | 上智大学中央図書館9階921会議室 |
使用言語 | 日本語 |
参加費/予約 | 参加費無料/予約不要 |
概要 | 過去30年間、ラテンアメリカ諸国は、国家社会関係のあり方について模索を続けている。1970年代までの約半世紀は、輸入代替工業化を中心とする国家主導の経済開発に代表される「国家中心モデル」が支配的であった。同モデルは1970年代までに破綻し、1980年代からは、グローバル化の進展を背景にネオリベラリズムへの転換が図られ、国家の役割を縮小させる「市場中心モデル」が基調となった。しかし、「市場中心モデル」のもとでは、マクロ経済レベルの安定と発展は可能となったものの、歴史的、構造的にラテンアメリカ諸国が抱えてきた格差や貧困を克服するまでには至らなかった。そのため、1990年代末以降、ネオリベラリズムの見直しを求める勢力が台頭し、多くの国で政権を握る「左傾化」現象が観察されてきた。ネオリベラリズムが支配的であった時期は過ぎたという意味で、現在のラテンアメリカはポストネオリベラリズム期にある。 |
プログラム | プログラムはこちら |
主催/後援 | 主催 上智大学イベロアメリカ研究所/京都大学地域研究統合情報センター |
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