ホセ・メロ＝チンガル氏（コロンビア、ナリーニョ県アワ族リーダー）
【解説･通訳】柴田大輔氏（フォトジャーナリスト）

上智大学中央図書館8階821会議室

スペイン語（日本語逐次通訳）

参加費無料／予約不要

コロンビアでは長年国内紛争が続いてきましたが、一昨年より政府と武装組織の間で和平交渉が再開され、現在紛争終結へ向けた大きな歴史の流れの中にあります。その行方が世界の注目を集めています。その一方、通常のメディアではほとんど取り上げられてこなかった農村部に生きる人々の生活、特に紛争によって犠牲を払ってきた地域の先住民の方々の暮らしぶりを私たちはほとんど知る機会がありませんでした。
本講演会では、近年最も紛争の激しかったナリーニョ県の山村に暮らす先住民族アワ族のリーダー、ホセ・メロ・チンガル氏をお招きし、故郷の歴史と、復興へ向けた地域の取り組みについてお話しいただきます。誰よりも平和を望む人々によって「土地と生命の営み」、「日常生活の歴史とその記憶の意味」について直接語られる言葉から、私たちは多くを学ぶことでしょう。同時代の日本社会に生きる私たちが、真の平和の意味を共に考える貴重な機会になると思います。どうぞ皆様万障お繰り合わせの上、ご来場ください。なお、6月1日から19日まで、上智大学中央図書館1階にて、柴田大輔さんの写真展「辺境のふるさと故郷」とブックフェア「魅了するコロンビア」を同時開催いたします。こちらへもあわせてお運びください。

主催　上智大学イベロアメリカ研究所、上智大学グローバル・コンサーン研究所
協力　コロンビアスピーキングツアー2015実行委員会