報告 |
今年度最後となる学術特別研究推進費企画として、和歌山県太地町歴史資料室学芸員の櫻井敬人氏をお迎えし、”Who remembered who Made Chicken of the Sea when Pearl Harbor was attacked?”というタイトルで発表していただきました。人口3000人の太地町出身の移民が主にアメリカ西海岸のターミナル島周辺の漁業や”Chicken of the Sea”(シーチキン)の缶詰め生産に従事していたこと、出身地と移住先との交流が「町報」や日米双方からの人の移動を通して行われており、今も続いていることなどをご紹介いただきました。太地町の歴史を紹介するなかで、歴史的に多くの移民を送出していた太地町の学芸員としての、戦前から現代にまで続く両地域のつながりについての思いが伝わる貴重なお話でした。(代表:飯島真里子)文責:白石香織(グローバル・スタディーズ研究科国際関係論専攻博士前期課程1年) |