タイトル / Title

Who Killed Vincent Chin?

発表年 / Year

1991

プロデューサー / Producer

レニー・タジマ

ディレクター / Director

クリスティン・チョイ/

長さ / Length

84

解説

実際に起こった事件を題材にしたドキュメンタリー映画。1982年デトロイトで、失業中の自動車工イベンスに日本人と間違われた中国人ビンセント・チンが、口論の末バットで殴り殺されるといった事件が起こった。何故イベンスは殺すまでにこの中国人を憎んだのか。監督は、長時間に渡るインタビューやニュースフィルムを巧みにつなぎ合わせながら問題を浮き彫りにしていく。本作に出てくる犯人のイベンス、チンの母親や友人、目撃者らの証言、そしてニュースフィルムの断片を入れ替わり立ち代わり映していく様は、主観の表明は一切せず客観的な視点から事件について描き出している。またこの事件を通して人種問題、経済問題、日本に対する敵意、法の問題点などを浮き上がらせる。結局無罪になってしまった犯人イベンスの、罪の意識の全くない開き直ったインタビュー映像には驚かされる。

Summary

On a hot summer night in Detroit, Ronald Ebens, an autoworker, killed a young Chinese-American engineer with a baseball bat. Although he confessed, he never spent a day in jail. This gripping Academy Award-nominated film relentlessly probes the implications of the murder in the streets of Detroit, for the families of those involved, and for the American justice system.

キーワード / Keywords

中国系アメリカ人/ビンセント・チン/日系アメリカ人/デトロイト/映画

備考 / Others

邦題 / Japanese Title

誰がビンセント・チンを殺したか

URL

制作国 / Country

アメリカ