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Rodriguez先生による講演会では、コロンブスによるアメリカ大陸「発見」から現在にいたるまでのラティーノの歴史についてメキシコ系移民を中心にお話し頂きました。今回の大統領選を含め、近年のアメリカ合衆国(以下、アメリカ)では、ラティーノをめぐる政治問題化が過熱していますが、本講演会では、ステレオタイプ化されてきた労働者階級だけではなく、メキシコ知識階級の亡命者やカストロ政権下キューバからの中産階層移民についても言及され、ラティーノの多層性が指摘されました。また、そのような多様な階層・背景を持つ移民を受け入れてきたアメリカについては、「アメリカン・ドリーム」をキーワードに時代ごとにわかりやすく説明して下さいました。ラティーノを焦点に充てることで、重層的なアメリカ社会の歴史と政治に関して理解を深めることができた講演会でした。今回も上智生のみならず、留学生や他大学からの大学院生など多数の参加がありました。また、学生からも積極的に質問があがり、盛況となりました。 |
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講師 |
Marc S. Rodriguez (Managing Editor of the Pacific Historical Review and Associate Professor, Portland State University) |
日時 |
2016年 6月21日(火)17:00-18:30 |
場所 |
上智大学中央図書館9階L-921号室 |
使用言語 |
英語 |
参加費/予約 |
参加費無料/予約不要 |
ポスター画像 |
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