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- セミナー「東南アジア・イスラーム研究の新しい展開へ向けて」(SIASグループ2/南山大学アジア・太平洋研究センター共催)(2010年2月22日~23日南山大学)
東南アジア・イスラーム・セミナーのご案内
南山大学アジア・太平洋研究センターと上智大学アジア文化研究所イスラーム地域研究拠点グループ2「東南アジア・イスラームの展開」は、2月22-23日に、下記のセミナーを共同開催します。
暫定プログラムをお送りします。ご関心のある方は是非ご参加ください。
(小林寧子・川島緑)
セミナー「東南アジア・イスラーム研究の新しい展開へ向けて」
東南アジアのイスラームに関する研究の必要性は近年ますます高まっています。イスラームがダイナミックに展開する現実を研究者が捉えられるか、日本の身近なところにいるムスリムとの交流が広いイスラーム世界への理解へとつながるか、いくつもの課題が生じています。長い間この分野の研究は、限られた研究者の手で進められていましたが、今新しい段階を迎えると同時に、若い研究者の育成が急務となっています。
このセミナーでは、今までの研究蓄積を継承し、新たな研究の地平を開くことを目指します。そのために、古典的文献を批判的に再検討して研究史の中に改めて位置づけると同時に、最近の研究成果をどのように取り込むかを考えます。研究の第一歩は基本的文献の精読から始まるということを前提に、研究のあり方を考えます。また、東南アジア・イスラーム研究をめざす若い研究者を励まし、研究の可能性を探ります。
日時:2010年2月22日(月)午後1時~、23日(火)午前9時半~
会場:南山大学名古屋キャンパスJ棟Pルーム
第一部 研究動向と展望
小林寧子(南山大学)
「インドネシア・イスラーム研究:“二項対立の構図”を越えて」
川島 緑(上智大学)
「フィリピンのムスリム、イスラーム研究:主要研究とそのパラダイム」
服部美奈(名古屋大学)
「東南アジア・イスラーム教育研究の展開と可能性」
コメント:青山 亨(東京外国語大学)
第二部 研究発表
光成 歩(東京大学大学院)
「マレーシアの改宗係争からみる民事裁判所とイスラーム法」
木下博子(京都大学大学院)
「現代インドネシアにおける中東留学経験者のもたらす影響:エジプト・アズハル大学出身イスラーム知識人の事例から」
渡邉暁子(東洋大学)
「フィリピン・マニラにおけるイスラーム改宗女性の連帯と活動」
参加を希望される方は準備の都合がありますので、南山大学アジア・太平洋研究センター事務局へご連絡ください。
TEL : 81-52-832-3111 ext.3428,3429
FAX : 81-52-832-6825
e-mail: cfes-cfas-all@nanzan-u.ac.jp