出張報告

国名:イギリス
出張者:飛内悠子(中央学院大学 非常勤講師)

概要:
 本出張の目的は、イギリスの各アーカイブにおいて、南スーダン、ウガンダ国境地帯に関する歴史的資料、特に人の移動とキリスト教に関する資料を収集することにあった。
 9月4日~10日は主にオックスフォード大学社会科学図書館に所蔵されている資料の閲覧を行った。この社会科学図書館には1980年代に南スーダン、ウガンダ国境地帯を調査したバーバラ・ハレルボンド教授が収集した資料が集められている。特にBetts Collectionは資料が決して多いとは言えない1960-70年代の南部スーダン、北部ウガンダに関する貴重な資料を集めている。このCollectionのスーダン、ウガンダ関連資料を閲覧、必要なものはすべて写真に収めた。


 オックスフォード大学社会科学図書館


 9月11日―13日にはバーミンガム大学特別コレクションの閲覧を行った。この特別コレクションの中には20世紀初頭に南部スーダンに入ったイギリス国教会宣教協会(Church Missionary Society: CMS)の記録を収めたCMSコレクションがある。このCMSコレクションの中からスーダン、ウガンダに関する資料を集中的に閲覧した。特にウガンダ―スーダン国境をまたいで設立されたUpper Nile Dioceseに関する資料は当時の宣教師団の国境画定に際する態度を示しており、たいへん興味深いものであった。
 9月14,15日にはロンドンでの資料調査を行った。主にロンドン大学東洋アフリカ学院の資料室において、Church Aid関連の資料を閲覧した。特に1970-80年代のSudan Council of Churchesとスーダンへの支援に関する資料が有用であった。


 イエローブックと呼ばれる第一次内戦終結後の復興支援の計画の記録。

 

文責:飛内悠子(中央学院大学 非常勤講師)