ニュース


 アジア・アフリカ諸国では、しばしば宗教的問題が政治的紛争となったり、社会文化的緊張を高めたりする。その原因を追究していくと西欧の植民地支配の宗教政策が背景となっている場合も多い。本ワークショップでは、植民地支配下での宗教政策が今日のアジア・アフリカの宗教問題にどのような影響を与えているのか、という視点から、ブルキナファソ、マリ、エジプト、アルジェリアの4か国の事例を比較しながら検討いたします。ふるってご参加ください。
----------------
ワークショップ「アジア・アフリカの宗教問題とその歴史的背景」

(1)12 :30-13 :30
中尾世治 (南山大学)「オート・ヴォルタ植民地におけるカトリック宣教団とイスラーム改革主義運動:植民地行政と宗教集団の教育をめぐる闘争」
(2)13 :35-14 :35
坂井信三 (南山大学)「ニジェール川中流域(マリ)におけるイスラーム改革運動の連続と断絶:植民地統治の前後における教育改革をめぐって」
(3)14 :40-15 :40
福永浩一 (上智大学)「近代エジプトのイスラーム主義とキリスト教宣教活動」
(4)15 :45-16 :45
私市正年 (上智大学)「フランス植民地期アルジェリアにおける宗教関係:カビリーのキリスト教徒とZawiya al-Hamilのムスリム」
(5)16:50-17:45総合討論
コメンテータ①:髙岡豊(中東調査会)
コメンテータ②:飛内悠子(日本学術振興会)
(6)17 :50-19 :00特別講演
Foued Kacimi (アルジェリア・Dar al-Khalil)「フランス植民地期アルジェリアにおける諸宗教:研究者、オリエンタリスト、および宗教家たちにとってのZawiya al-Hamilの重要性」(アラビア語、通訳あり)

日時:2017年3月27日(月)12時30分~19 時00分
会場:上智大学「市ヶ谷」キャンパス 研究棟6階会議室
(JR中央線、東京メトロ有楽町線・南北線、都営地下鉄新宿線市ヶ谷駅 徒歩5分 または東京メトロ有楽町線麹町駅 徒歩5分)
*四谷キャンパスではございませんのでご注意ください。正門を入ってすぐ右手の建物です。また、エレベーターは5階までとなっておりますので、その先6階へは階段をご利用ください。


郵便局は、やや奥まった場所にございますので、ガソリンスタンドと河合塾のある交差点を、それらと反対側にお入りください。



上智大学イスラーム研究センター
大学間連携等による共同研究 「アジア・アフリカにおける諸宗教の関係の歴史と現状」事務局
asia-africa@sophia.ac.jp (スパム対策のため、@が全角となっております)
03-3238-4073/4074