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授業紹介:アフリカ研究概論1

担当教員:戸田美佳子
カテゴリ:基礎(200シリーズ)
レポート日:2018/8/2

FGSの学生は普段どのような科目を履修し、どのようなことを学んでいるのでしょうか。
今回は戸田美佳子先生による科目「アフリカ研究概論1」をご紹介します。

授業紹介:アフリカ研究概論1戸田美佳子

教員からのコメント

アフリカ大陸にいくつの国があるか知っていますか。日本政府が公式に認めていないサハラ・アラブ民主共和国も含めると、55カ国です。それぞれの国の規模は、人口100万人に満たない島国から、1億人を超す巨大国家まであり、アフリカ諸国を一括りに論じることは困難です。そこで、この講義ではまず、多様な民族・言語・生態環境をもつアフリカの地域特性を理解するための基礎を学びます。次に、アフリカの民族誌を紹介しながら、家族・親族組織や呪術など、文化人類学のテーマを取り上げます。

文化人類学はわからない他者や異文化に出会って「気づき」、それを探求する学問です。その先にあるのは「私たちはどうしてこうなのか?」とういう自分自身(自文化)への問いかけでもあります。私たちには風変わりに見える習慣や生活にも合理的なルールがあるかもしれません。グローバル〇〇的な言説が世界規模で展開する現代だからこそ、ローカルな視点から究める意義とおもしろさがあります。

こうした基礎を学んだうえで、現代アフリカで起こっている事象(たとえば、環境や開発政策と地域住民の暮らしなど)に対して、具体的な地域の事例を紹介しながら、文化人類学の視点を交えて理解することを目指します。

アフリカは急速に変化を遂げています。日本のアフリカに対するイメージもまた、かつての「貧困・紛争・エイズ」から、最近では「資源・成長・可能性」というポジティブなものへと大きく変わっています。同時代に暮らす人間同士としての視点に立ち、アフリカを学んでほしいと思います。

授業紹介:アフリカ研究概論1戸田美佳子

学生からの声

・アフリカ研究概説では、アフリカにおける民族・歴史・伝統・文化・産業などを文化人類学の視点から考えていくという授業で、私の一番好きな授業です!授業内では戸田先生がパワーポイントや画像・映像などを使い、アフリカにおける人々の日常や文化・伝統の差異、家族の継承形式など様々なアフリカに関する知識を説明してくださいます!特に授業内では『暗黒大陸アフリカ』というコンセプトのもと、私たちが普段日本(東京)という閉ざされた空間では決して知ることのできないアフリカを知ることができる授業です。アフリカは、現在人口が 11 億人を超え、今もなお増加傾向にある地域です。そこには、植民地時代の悲しい歴史や経済大国であったという歴史、そして今後期待される発展への無限の可能性などが詰まっている魅力あふれる大陸・地域だと私は思っています。私が、アフリカ研究概説を履修した理由は、上智大学への進学が決定した後、ボランティアとして二週間ほど東アフリカのタンザニアへ一人旅を決行し、カルチャーショックを経験したというところにあります。皆さんは、アフリカに生きる子供たちの笑顔を見たことがあるでしょうか?鶏を眼の前で殺して食べるという経験をしたことがあるでしょうか?本物のスラムを目にしたことどうでしょう?私はアフリカでのこうした経験を通して、「日本とは全く違うアフリカという地域について理解を深めたい」と考え履修しました。皆さんも希望と可能性に溢れるアフリカ地域について考えてみてはいかがでしょうか。(
榎本武明/総合グローバル学科1年)

・アフリカに興味があったため、ただ予備知識があまりなかったため、全体を網羅できるようなクラスを履修したいと思いました。文化人類学者でありながら、アフリカの経済や政治、そしてグローバル化とのかかわりや「共生」をテーマとして授業が行われ、その内容が毎回異なるので非常に興味が持てるものでありました。アフリカ経済や政治を勉強していく上で、歴史的背景や文化人類学的アプローチは、既存の視点にとらわれることがなく、新たなアプローチを可能にしてくれます。概説として非常にふさわしい内容でありました。アフリカへの知識がない人でも、興味関心があれば是非履修することをお勧めしたいです。(桑原大将/総合グローバル学科3年)

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