授業紹介:フィールドワーク論
FGSの学生は普段どのような科目を履修し、どのようなことを学んでいるのでしょうか。
今回は福武先生による科目「フィールドワーク論」をご紹介します。
教員からのコメント Comment of Professor
この講義では、特に海外でフィールドワーク(現地調査)をおこなう上での技法や危機管理について学習することを目指しています。文化人類学の調査法(参与観察と民族誌)を学びながら、テーマは人類学的研究対象である民族文化に限らず、開発や国際協力の現場などの調査例なども紹介しています。
正直なところフィールドワークを座学で学習するということに無理を感じないこともないのですが、可能な限りグループワーク、ディスカッション、ロールプレイを取り入れ、学生が実践的にフィールドワークの知識と技法をみにつけることを目標としています。
学生からの声 class interview
・フィールドワークの歴史や、その概念の変遷、また先生の体験談を交えた授業の解説があります。また、簡単な遊びのような要素も取り入れながら、フィールドワークについて学ぶことができます。先生も優しく、リラックスしながら授業を受けています。(奥野悠/ 総合グローバル学科 2年)
人類学の調査や海外でフィールドワーク(現地調査)を行う上での技法や、危機管理、心構えなどを学ぶことができます。物事に対する考え方、捉え方に対して「これだ」という絶対的な答えを出さない、そこが醍醐味だと私は思います。自分の中にある先入観や偏見といったフィルターを一度取り去って、いろんな考え方や見方を発見することができます。私はシラバスを見て、これまでの学校の授業で触れたことがない分野であったことと、様々な国や地域について学ぶ上で、必要な知識や考え方、また視野のもち方などが学べそうで、興味を持ちました。授業では、先生と自分の1対1ではなく、時には周りの人と意見交換をしながら、様々な考え方を共有することができます。先生自身の経験談や小話も面白く、授業の雰囲気ものんびり落ち着いた感じなので、何もわからなくて心配する必要はありません。地域研究や海外での調査などに興味がある人はぜひ受講してみてください。(大宮加野乃/ 総合グローバル学科 2年)