これはテスト環境です


世界は戦争にあふれている


日本はずっと世界の戦争に無関心でいられたかもしれないけれど、もはやそれは許されない。


憲法9条に守られ、日本は世界の紛争に派兵することは戦後一度もなかった。しかし、7月に集団的自衛権を容認する憲法解釈の変更が閣議決定されたことで、状況は大きく変わった。日本の自衛隊が「集団的自衛権」の名のもとで紛争に介入する可能性が一気に拡大したからだ。


「戦争を放棄した国」から、「戦争をする国」に、日本は大きく変わろうとしている。


本当に戦争になんかなるんだろうか?戦争は私たちの人生をどう変えるのだろう?


戦争の可能性を考えることは、1年前だったらリアルに思えなかったかもしれない。いまも、きっとほとんどの人にとってはそうだろう。だけど、想像力をめぐらせ、知識をひろげ、考えてみたい。


戦争はなぜ、どうやって始まるのか?なぜ人は憎しみをつのらせ、人を殺すことを許してしまうのか?残虐な行為のあとに、人びとはどうやって平和を築いてきたのか?戦争を回避する道はないのか?


グローバル・コンサーン研究所が、毎年秋に企画するブックフェアも今年で3年目です。昨年12月に「特定秘密保護法」が可決され、いよいよ今年の12月に施行されます。また、「集団的自衛権」を容認する憲法解釈の閣議決定が7月にあり、来年は多数の関連法案が審議されます。これら一連の動きは、日本が戦争に突入する事態を直ちにもたらすわけではないかもしれません。ですが、戦争ができる社会へと日本が大きく変容することは間違いないでしょう。そうした変化は、日本の安全をより確保することになるのでしょうか。それとも、平和をおびやかすものになるのでしょうか。その答えは、多くの本との対話を通じて、あなた自身で見つけだしてください。




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