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どうすれば戦争はなくなるのか: カント「永遠平和のために」を読み直す
おすすめ!

日本国憲法第九条は、欧米のみならず日本も含めた平和思想の多様で豊かな思想水脈の中で成立したものである。その思想水脈の一つとして、18世紀プロイセンの哲学者、イマヌエル・カントの世界市民主義的な平和思想がある。その代表的著作である『永遠平和のために.を繙きながら、戦争を防ぐ方途、国際社会と市民社会の役割、政治と道徳、世界市民主義などを考える。カントの平和思想と憲法第九条の関係についても考察している。

寺田俊郎(IGC所員)

寺田俊郎現代書館2019
米中の狭間を生き抜く: 対米従属に縛られないフィリピンの安全保障とは
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米中対立が激しくなり、台湾有事も叫ばれる中、日本は外交・安全保障の方針をどうすべきか。そのモデルは、東南アジアにある。日本より軍事力も経済規模もはるかに小さい東南アジアの中小国は、したたかなバランス感覚で米国とも中国とも渡り合いながら自国の安全を確保している。「Don’t make us choose(米中選ばせるな)」というキーワードは米国一辺倒の日本にも当てはまるのではないか。

猿田佐世(新外交イニシアティブ代表、弁護士)

猿田佐世 かもがわ出版2021
日本人は民主主義を捨てたがっているのか?
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文化人類学的手法に相通ずる「観察映画」という独自のスタイルを持つ映画作家、想田和弘氏は、橋下徹、安倍政権の支持層の言説の分析を通して、日本における民主主義の危機に警鐘を鳴らす。出版は2013年だが、いまもってその警告は待ったなしの状況である。市民が思考を放棄し、たたかいをあきらめた結果、何が起こったか。民主主義は、私たち一人ひとりの「不断の努力」によってのみ可能となることを、ぜひ本書で感じ取ってほしい。

田村梨花(IGC所員)

想田和弘岩波書店2013
これでわかった!「超訳」特定秘密保護法明日の自由を守る若手弁護士の会岩波書店2014
特定秘密保護法とその先にあるもの: 憲法秩序と市民社会の危機村井敏邦・ 田島泰彦編日本評論社2014
秘密保全法批判: 脅かされる知る権利田島泰彦・ 清水勉編日本評論社2013
これが秘密保護法だ: 全条文徹底批判自由法曹団秘密保護法プロジェクト編合同出版2013
秘密保護法何が問題か: 検証と批判海渡雄一・清水勉・田島泰彦編岩波書店2014
憲法が変わっても戦争にならない?高橋哲哉・ 斎藤貴男編著筑摩書房2013
憲法が変わっても戦争にならないと思っている人のための本高橋哲哉・ 斎藤貴男編著日本評論社2006
国家安全保障基本法批判青井未帆岩波書店2014
戦争のできる国へ: 安倍政権の正体斎藤貴男朝日新聞出版2014
安倍改憲政権の正体斎藤貴男岩波書店2013
右傾化する日本政治中野晃一岩波新書2015
アンチヘイト・ダイアローグ中沢けい人文書院2015
民主主義ってなんだ?高橋源一郎・ SEALDs河出書房新社2015
民主主義ってこれだ!SEALDs大月書店2015
自由と平和のための京大有志の会 声明書 (わが子からはじまるクレヨンハウス・ブックレット)自由と平和のための京大有志の会クレヨンハウス2015
民主主義をあきらめない浜矩子・ 柳沢協二・ 内橋克人岩波ブックレット2015
いまこそ民主主義の再生を!新しい政治参加への希望中野晃一岩波ブックレット2015
私たちは政治の暴走を許すのか立憲デモクラシーの会岩波ブックレット2015
権力はかくも暴走する神奈川新聞「時代の正体」取材班現代思潮新社2015
検証安倍イズム: 胎動する新国家主義柿沢明二岩波新書2015
タカ派改憲論者はなぜ自説を変えたのか小林節皓星社2015
私の「戦後70年談話」岩波書店編集部岩波書店2015
戦争に抗する: ケアの倫理と平和の構想岡野八代岩波書店2015
私たちの声を議会へ: 代表制民主主義の再生三浦まり岩波書店2015
「戦後保守」は終わったのか: 自民党政治の危機日本再建イニシアティブ角川新書2015
ぼくらの民主主義なんだぜ高橋源一郎朝日新書2015
安倍流改憲にNOを!樋口陽一・ 山口二郎編岩波書店2015
社会を変えるには小熊英二講談社2012
丸山真男セレクション丸山真男著・ 杉田敦編平凡社2010
秘密保護法 何が問題か: 検証と批判海渡雄一・清水勉・田島泰彦編岩波書店2014
18歳からの民主主義岩波新書編集部岩波新書2016
憲法と政治青井未帆岩波新書2016
日本会議の研究菅野完扶桑社新書2016
語ることをあきらめない: 時代の正体 vol2神奈川新聞「時代の正体」取材班現代思潮新社2016
戦後の地層: もう戦争はないと思っていました東京新聞「戦後の地層」取材班現代思潮新社2016
民主主義は止まらないSEALDs河出書房新社2016
安倍政権にひれ伏す日本のメディアマーティン・ファクラー双葉社2016
平和構築のトリロジー: 民主化、発展、平和を再考する山田満明石書店2021
学問/政治/憲法石川健治岩波書店2014
憲法と民主主義の論じ方長谷部恭男・ 杉田敦朝日新聞出版2016
戦争と法長谷部恭男文芸春秋2020
あの出来事を憶えておこう: 2008年からの憲法クロニクル小森陽一新日本出版社2014
「民主」と「愛国」: 戦後日本のナショナリズムと公共性小熊英二新曜社2002
靖国問題高橋哲哉筑摩書房2005
犠牲のシステム福島・沖縄高橋哲哉集英社2012
茶色の朝ヴィンセント・ギャロ絵大月書店2003
国家と秘密久保亨・ 瀬畑源集英社2014
言論抑圧: 矢内原事件の構図将基面貴巳中央公論新社2014
裏切られた民主主義E・W・サイードみすず書房2003
安心のファシズム: 支配されたがる人びと斎藤貴男岩波書店2004
熱狂なきファシズム: ニッポンの無関心を観察する想田和弘河出書房新社2014
街場の憂国会議内田樹編晶文社2014
「愛国」のゆくえ: 「戦後」の無意識とトラウマ保阪正康・ 姜尚中・ 香山リカ講談社2013
ナショナリズムとジェンダー 新版上野千鶴子岩波書店2012
「在日特権」の虚構: ネット空間が生み出したヘイト・スピーチ野間易通河出書房新社2013
日本型排外主義: 在特会・外国人参政権・東アジア地政学樋口直人名古屋大学出版会2014
憲法という希望木村草太講談社2016
辺野古問題をどう解決するか: 新基地をつくらせないための提言新外交イニシアティブ編,柳澤協二・ 屋良朝博・ 半田滋・ 佐道明広・ 猿田佐世著岩波書店2017
自発的対米従属: 知られざる「ワシントン拡声器」猿田佐世KADOKAWA2017
新しい日米外交を切り拓く: 沖縄・安保・原発・TPP、多様な声をワシントンへ猿田佐世集英社クリエイティブ2016
日本のオルタナティブ 壊れた社会を再生させる18の提言猿田佐世・ 金子勝・ 大沢真理・ 山口二郎・ 遠藤誠治・ 本田由紀岩波書店2020