| 書籍名 (おすすめ!をクリックすると書影や紹介文が表示されます) | 著者 | 発行者 | 発行年 | 請求記号 | |
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『大阪ミナミの子どもたち』おすすめ!難波や道頓堀など、大阪の歓楽街ミナミで働く親をもち、そこに暮らす外国ルーツの子どもたちをサポートする夜間教室Minamiが舞台。フィリピン出身のシングルマザーの子どもたちが多く通う。子どもたちが経験する貧困や暴力の壮絶さが描かれるだけではない。それを生み出したのが他ならぬ日本の移民政策であることにも切り込んで論じられている。同じく貧困や排除を経験してきた在日コリアン3世の著者だからこそ、きれいごとですまされない現実として、多文化共生の現場が描かれている。 | 金光敏 | 彩流社 | 2019 | ||
『エスニシティと教育』おすすめ!歴史的なルーツのあるマイノリティの存在に加えて、90年代以降学校現場で急増した「ニューカマー」の子どもたち。彼らを巡る教育問題は様々である。本書は、グローバリゼーションの中で変容する日本の教育を、エスニシティという視点から、数々の論文を再考する形で描いた一冊。出版から十年経ってはいるが、「グローバル市民とは」、「文化多元主義とは」、そしてそれらの達成に向けた教育上の課題や展望を考えるにあたって、今日尚多くの示唆に富む書と言える。 | 志水宏吉編著 | 日本図書センター | 2009 | ||
『移民から教育を考える―子どもたちをとりまくグローバル時代の課題』おすすめ!「学校は日本人のための場所だった」―この言葉に集約される、同質的で"日本人"優位な教育や社会システムの機能不全に警鐘を鳴らす。この機能不全は今日の急速な多文化化で顕著になったが、歴史的で根深いものでもある。若手研究者らによる、日本国内の移民の子供達をめぐる、網羅的かつ教科書的な書。「想像力」を養い、多文化共生への道筋を考える足掛かりとなるだろう。 | 額賀美紗子ほか編 | ナカニシヤ出版 | 2019 | ||
| ”Educación de descendientes de inmigrantes japoneses : En Colonia Urquiza” | Irene Isabel Cafiero | Argentina Editorial Académica Española | 2015 | ||
| 『ニューカマーの子どもと日本の学校』 | 太田晴雄 | 国際書院 | 2000 | ||
| 『日本語教育はどこへ向かうのか―移民時代の政策を動かすために』 | 牲川波都季ほか編著 | くろしお出版 | 2019 | ||
| 『ニューカマーの子どものいる教室―教師の認知と思考』 | 金井香里 | 勁草書房 | 2012 | ||
| 『多文化・多民族共生教育の原点―在日朝鮮人教育から在日外国人教育への歩み』 | 韓裕治/藤川正夫監修、兵庫在日韓国朝鮮人教育を考える会ほか編 | 明石書店 | 2008 | ||
| 『在日ブラジル人の教育と保育の変容』 | 小内透編著 | 御茶の水書房 | 2009 | ||
| 『ニューカマーの子どもと学校文化―日系ブラジル人生徒の教育エスノグラフィー』 | 児島明 | 勁草書房 | 2006 | ||
| 『外国人の子どもの不就学―異文化に開かれた教育とは』 | 佐久間孝正 | 勁草書房 | 2006 | ||
| 『外国人の子どもの教育問題―政府内懇談会における提言』 | 佐久間孝正 | 勁草書房 | 2011 | ||
| 『多国籍化する日本の学校―教育グローバル化の衝撃』 | 佐久間孝正 | 勁草書房 | 2015 | ||
| 『ニューカマーと教育―学校文化とエスニシティの葛藤をめぐって』 | 志水宏吉/清水睦美編著 | 明石書店 | 2001 | ||
| 『高校を生きるニューカマー―大阪府立高校にみる教育支援』 | 志水宏吉編著 | 明石書店 | 2008 | ||
| 『日本の外国人学校―トランスナショナリティをめぐる教育政策の課題』 | 志水宏吉/中島智子/鍛治致編著 | 明石書店 | 2014 | ||
| 『ニューカマーの子どもたち―学校と家族の間(はざま)の日常世界』 | 清水睦美 | 勁草書房 | 2006 | ||
| 『在日外国人の教育保障―愛知のブラジル人を中心に(新版)』 | 新海英行/加藤良治 | 大学教育出版 | 2002 | ||
| 『夜間中学の在日外国人』 | 宗景正 | 高文研 | 2005 | ||
| 『中国帰国者三世四世の学校エスノグラフィー―母語教育から継承語教育へ』 | 高橋朋子 | 生活書院 | 2009 | ||
| 『外国人の定住と日本語教育(増補版)』 | 田尻英三ほか | ひつじ書房 | 2007 | ||
| 『地域のグローバル化にどのように向き合うか―外国人児童生徒教育問題を中心に』 | 田巻松雄 | 下野新聞社 | 2014 | ||
| 『中国系ニューカマー高校生の異文化適応―文化的アイデンティティ形成との関連から』 | 趙衛国 | 御茶の水書房 | 2010 | ||
| 『思春期ニューカマーの学校適応と多文化共生教育―実用化教育支援モデルの構築に向けて』 | 潘英峰 | 明石書店 | 2015 | ||
| 『複言語・複文化時代の日本語教育』 | 本田弘之/松田真希子編 | 凡人社 | 2016 | ||
| 『外国人の子どもと日本の教育―不就学問題と多文化共生の課題』 | 宮島喬/太田晴雄編 | 東京大学出版会 | 2005 | ||
| 『外国人の子どもの教育―就学の現状と教育を受ける権利』 | 宮島喬 | 東京大学出版会 | 2014 | ||
| 『社会科における多文化教育―多様性・社会正義・公正を学ぶ』 | 森茂岳雄ほか編著 | 明石書店 | 2019 | ||
| 『コリア系移住者の民族継承をめぐって―教育戦略と文化伝達』 | 安本博司 | ひつじ書房 | 2019 | ||
| 『中国人就学生と中国帰国子女―中国から渡日した子どもたちの生活実態と言』 | 山田陽子 | 風媒社 | 2010 | ||
| 『マイノリティの名前はどのように扱われているのか―日本の公立学校におけるニューカマーの場合』 | リリアン・テルミ・ハタノ | ひつじ書房 | 2005 |
